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食品5社が工場で共同事業 共通課題へロボットを活用

食品新聞 / 2024年7月8日 10時0分

食品メーカーなど5社は食品工場が抱える共通課題の解決を目指し、共同で「未来型食品工場コンソーシアム」を結成したと発表した。

参加するのはカゴメ、キユーピー、永谷園、ニチレイフーズ、日清製粉グループ本社およびテックマジック社(TECHMAGIC)。ロボットのテクノロジーを活用し、課題の抽出、要求仕様の策定、共通基盤の構築、製造プロセス効率化に向けた取り組みに関する勉強会などを通じて、食品工場の未来について協議・協力する。

共同開発プロジェクトを立ち上げてソリューション開発に取り組むもので、当面は共通課題である秤量工程の自動化に向けて分科会を立ち上げ、解決策を検討する。コンソーシアム参画企業と調理ロボット・業務ロボットを手がけるテックマジック社が共同開発し、開発コストの分散、ソリューションの汎用化、専門的な技術やノウハウの共有、市場導入のスピードアップを図る。

この取り組みについてカゴメの葉色義久取締役執行役員生産調達本部長は、「ロボティックスやAIなどを活用した革新的な食品製造プロセスを確立するため、当社が持つ製造現場の知識と経験を活用し、食品産業の発展に貢献する」とし、キユーピーの渡邊龍太取締役常務執行役員は「食産業の非競争領域の共通課題は、業界として取り組むことでこそ相乗効果を生む。共同でソリューション開発に取り組める枠組みが完成した」。

また、永谷園の相澤直史取締役生産本部長は「一企業では解決が困難な共通課題を乗り越えるソリューション開発に向けて、弊社の知識と技術を提供し、活発な協議と協力により食品産業への貢献を目指す」とし、ニチレイフーズの中野泰寿取締役専務執行役員は「今回のコンソーシアムでは加盟各社との議論を通じ、省人化のみならず持続性を高め、食産業の発展に寄与したい」と語る。

日清製粉グループ本社の髙橋誠一郎取締役常務執行役員技術本部長は「食品工場において人手不足がますます深刻化する中、他社と最先端の技術を用いてソリューションを図っていくことは新しいアプローチの方法だ」などコメントした。

また、コンソーシアム事務局のテックマジック社の白木裕士社長は、「コンソーシアムを通じて、各社の専門知識と知能化させたロボットテクノロジーを結集し、非競争領域における課題解決に取り組み、革新的なロボットソリューションを生み出し、現場の活人化、食産業の発展への貢献を目指す」としている。

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