国分グループ 首都圏・関信越エリア展示会 新たな価値創造を加速
食品新聞 / 2024年7月12日 14時1分
国分グループは7月2~3日、東京・池袋で「首都圏・関信越エリア展示会」および「低温フレッシュデリカ事業展示会」を開催した。国分首都圏、国分関信越、国分フードクリエイト、ナックス、国分グループ本社の共催。小売業を中心に卸店、外食ユーザーなど2日間で約2千500人を招いた。
「新たな価値創造を国分と~共に創る 食の未来~」をテーマに、商品やトレンド情報、機能提案など、国分グループ各社と共創圏パートナー、メーカー各社が一体となった価値創造の取り組みを披露した。
「首都圏・関信越エリア展示会」には、メーカー238社(食品183、酒類32,菓子23社)が出展。グループの企画コーナーでは、「地域共創」「ローカルフード」「おむすび×クラフト出汁」「ON/OFFシーン別提案」「新しい飲みのカタチ」「未来へつなぐこどもサポート」の6つのテーマで、サステナブルやガストロツーリズム、和食、健康などライフスタイルを捉えた提案を披露した。
例えば、ローカルフードでは千葉県産食材を使用した新ご当地グルメ「黒アヒージョ」や「北関東エリアのガチエスニック商材」を紹介。米飯商材や子どもの朝食をサポートする「エネたん朝ごはん」、エナジードリンクやおやつなどオンとオフのシーン別提案、個のスタイルにあわせたお酒の楽しみ方を提案する売場づくりが注目を集めた。
開発商品コーナーでは、国分首都圏・国分関信越のオリジナル商品をはじめ、各エリアカンパニーや共創圏パートナーの地域商品を多数紹介した。
国分首都圏では、鎌倉市との取り組みによる「鎌倉焙煎珈琲フェアトレードかまくらブレンド」(8袋入り)や、日本相撲協会とコラボした「国技館力水コーヒー」、東京・谷中「和栗や」監修の「いわまの栗 和栗ジャム」、漬物製造時の大根端材を活用した「ザク旨大根の醤油漬け」など、秋冬の新商品や既存品を紹介した。
国分関信越では、好評のお酒と楽しむ「KANPAI ポテト」シリーズの新商品をはじめ、「すぐに使えるおいしいダイズパウダー」、手印の揚げせん・焼きせんを紹介。新潟酒販のコーナーでは、県内6酒蔵の代表銘柄をブレンドした日本酒「コシノロクハク」を紹介、今シーズンから定番販売を開始する。
低温フレッシュデリカ 課題解決型の提案強化
「低温フレッシュデリカ展示会」には、チルド・冷凍・業務用などメーカー120社が出展。取引先の課題解決につながる展示会と位置づけ、「消費の二極化・多様性への対応」「効率化と利益改善」をキーワードに、小売業の売上と客数増加に資する提案に力を入れた。
和洋日配、冷食・アイス、デリカの各カテゴリーで充実した提案を披露したほか、需要拡大が続くフローズンチルドや、低温分野の地域共創ビジネスの取り組みも注目を集めた。フロチルでは八天堂とのコラボで、北海道倉島乳業の特選ミルクを使用したオリジナルの「とろけるくりーむパン」を発売。
地域共創では、横浜中華街との取り組みで名店監修の中華メニューを商品化し、新たな販路開拓と売場活性化につなげる。
デリカでは「ときめき・つながる・もったいない」をキーワードに、進化するサステナブルデリカを提案。アイルランド水産物などフレッシュ事業の調達・加工機能や、2024年問題に対応した国分グループの物流インフラや機能を紹介した。
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