国分西日本 健康軸提案を強化 大阪で近畿展示商談会
食品新聞 / 2024年7月16日 9時3分
国分西日本は3日、帝国ホテル大阪にて「近畿エリア秋季展示商談会」を開いた。
会場では387小間(メーカー238、国分オリジナル45、企画104)、約6千アイテムを展示。得意先約1千人が来場した。
展示会テーマを「迫りくる変化を味方に」として、原料、エネルギー、物流費上昇など、変化の時代に多様化する生活者のニーズに応える提案を強化。入口では、24年下期の消費動向やトレンド予想をボードで展示して、「さくっと消費」「SNS発再ブーム」などキーワードとともに、関連食品を展示した。
国分の機能提案では、昨年11月に業務提携を結んだSOULA社のヘルスケア導入アプリ「SOULA pie」を使った健康軸提案を強化。モバイルアプリを使ってユーザーに健康増進に取り組んでもらい、獲得したクーポンを店舗で利用して、売上増に結び付けるシステム。「モノだけを売っていく時代から、テクノロジーやAIを使って消費喚起につなげる時代になってきた。今春から全国で説明を開始して、採用実績は2例ほど。西日本でも得意先に導入を奨めている」(溝口明彦マーケティング部長兼地域共創課長)。
グループ全体で注力する地域共創圏ビジネスでは、近畿では大阪伝統野菜の取り組みとして、NPO農産物加工協会の事業、なにわ伝統野菜を使った商品を紹介したほか、大阪、京都、兵庫の3地域の商材を出品した。
国分グループのオリジナル商品では、秋冬新商品の「目利きつまみ横丁」や「まごころを食卓に膳」シリーズを紹介。また西日本の留め型として、新製品「〆よか」シリーズを、前面的にブースを出して披露。国分西日本の「若手商品開発プロジェクト」が開発した商品で、20代男性サラリーマンが、飲んだ後に小腹が空いたシーンを想定。「物足りない夜をうめる1日の〆出汁ごはん」をテーマに、電子レンジ1分半で食べられる「出汁飯 肉吸い風」「同 出汁カレー風」(各250g)を試食とともに提供した。
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