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独自製法で上質なハンバーグ ビュッフェ向けの訴求強化 ヤヨイサンフーズ

食品新聞 / 2024年7月19日 11時9分

業務用冷凍食品が主力のヤヨイサンフーズは、従来以上に競争力のある付加価値商品を追求するとともに、ターゲットを明確化した商品提案に注力する。2024年秋に向けた新商品は、独自製法で上質なおいしさにこだわった「鉄板GRILLハンバーグ」、需要拡大が見込まれるビュッフェ向けに「なすと三元豚の生姜あんかけ」「甘辛プルコギ」などを投入した。

発表会の席上、溝口真人社長は「中長期的に利益を創出できる体制を目指している。その実現に向けて、今期はマーケティング・開発本部を新設した。目下の販売数量・生産数量は昨年実施した価格改定の影響などもあって伸び悩んでいるが、この状況は新たな商品を生み出し、新規販売ルートを開拓できるチャンスにもなり得る」など話した。

秋の新商品は7月1日から順次発売。開発方針について、池田竜司執行役員マーケティング・開発本部長は「基本コンセプトの『価値の創造』と『感動と信頼の創出』はそのままに、単品ごとの競争力を重視した結果、発売アイテム数が絞り込まれた」と述べ、重点テーマに①基幹カテゴリーの強化②外食市場への取り組み③水産加工品の拡充――を挙げた。

①では新商品「鉄板GRILLハンバーグ」(120・80・60)を発売。鉄板で生地の表面を2度焼きすることで専門店のような焼き目を実現し、高温の蒸気で加熱し内部のジューシーさを保持した。噛み応えがあり、ほどよくほぐれる食感も特長。産業給食、外食など幅広い業態に訴求する。

甘辛プルコギ

②は、回復が著しい外食市場の中でもインバウンド消費を含めた宿泊施設の需要に着目。ビュッフェ向け商品として、「なすと三元豚の生姜あんかけ」「甘辛プルコギ」の2メニューを投入した。人手不足もサポートできる完全調理品かつ大容量パック(800g)を採用。

また初めてビュッフェ専用のカタログを制作。「インバウンド需要」「人手不足や省人化へ」をキーワードに、先述の新規2品に加え、既存品の中でビュッフェ向きの「国産鶏肉のミートボール(黒酢あん)」「ミニハンバーグ30」「焼かずにできる!焼き餃子」や動物性原料不使用の「イートベジ」などを掲載した。

③は水産加工品の潜在ニーズに応えるべく、おいしさと調理負担の軽減を両立した商材を開発。外食などに向け「ふっくらさば味噌煮2L(1P)」、学校給食向けに「いわしの蒲焼」、中食向けに季節感のある「ゆず香る鮭キャベツメンチ(仙台味噌使用)」などを提案する。

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