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往路で茶葉・復路で即席麺 伊藤園と日清食品が初の循環型の物流連携 「カップヌードル」「お~いお茶」など混載輸送も検討

食品新聞 / 2024年7月23日 10時16分

伊藤園と日清食品は、往路で茶葉を運び復路で即席麺を運ぶラウンド輸送の毎日運行を7月22日から開始した。
 持続可能なサプライチェーンの構築が共通の目的。往路だけでなく復路の車両活用にも着目した循環型の物流連携となり、共同輸送の毎日運行は両社ともに初となる取り組みとなる。

 往路で伊藤園の生産委託工場(愛知県江南市)から管理倉庫(静岡県牧之原市)へ茶葉を輸送し、復路では日清食品の静岡工場(静岡県焼津市)から在庫拠点(愛知県春日井市)へ即席麺を運ぶ。

 これにより、空車の運行区間を短縮化し、従来の輸送と比べトラックの使用台数は約19%減少し、CO2排出量も約17%削減できる見込みとなっている。

 今後はさらに連携を強化し、「カップヌードル」などの即席麺と「お~いお茶」などの飲料製品を混載して輸送するなど、より幅広い領域での物流連携も検討している。

 両社はこれまでも物流連携の取り組みを行ってきた。
 2023年8月からは、空きパレットの共同返却輸送を開始。日清食品が資材輸送で用いたパレットと伊藤園が原料輸送で用いたパレットを、関西エリアから静岡県の各工場に共同で返却輸送している。積載率が向上することで、従来と比較しトラックの使用台数を約9%、CO2排出量を約31%削減している。

 24年4月からは、即席麺と茶葉の混載輸送を行っている。
 日清食品の静岡工場 (静岡県焼津市) で生産した即席麺と、伊藤園の静岡相良工場 (静岡県牧之原市)などで生産した茶葉を同一のトラックに混載し、関東エリアへ共同輸送している。軽い即席麺と重い茶葉の混載により、複合積載率が改善することで、従来に比べトラックの使用台数を約38%、CO2排出量を約23%削減している。

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