おつまみにタイパ・コスパ意識 「練り製品」 とのペアリング提案 紀文が消費者調査
食品新聞 / 2024年7月24日 11時13分
紀文食品は、飲酒(ノンアルを含む)をする全国の男女360人を対象に「お酒とおつまみに関する意識調査」(インターネット調査)を行い、おつまみを選ぶ際は「おいしさ」「お酒に合う」ことに加え、「価格」「すぐに食べられる」などコスパ・タイパが重視されることが分かった。調査期間は2024年4月15~17日。
「この半年でよく飲んだお酒」は、1位が「チューハイ・サワー(55.3%)」で、次いで「ビール(54.6%)」「発泡酒・新ジャンル・第三のビールなど(27.6%)」がトップ3を占めた。レモンサワーをはじめバリエーションのあるチューハイ人気が高い一方、ビールテイストも根強い人気だった。
「おつまみを選ぶときの基準」は、「おいしさ(49.2%)」「お酒に合う(43.8%)」。次いで、「価格(30.8%)」「すぐに食べられる(30.3%)」が上位に入り、おつまみでは、およそ3人に1人がコスパだけでなく、タイパも重視していることが分かった。お酒とおつまみを食べるときに、どちらから選ぶかの質問では、「お酒に合わせておつまみを選ぶ」という回答が77%以上を占めた。
この調査結果を受け、手頃な価格で手軽に買える「練り製品」は、お酒のおつまみにぴったりな食材であると考え、紀文は発酵料理家の真野遥氏監修のもと「お酒と練り製品のペアリング」を提案している。
真野氏は、「レモンサワー×ちくわ」は、「味も食感もしっかりしているちくわは、酸味がキリっときいているレモンサワーに合わせると、メリハリが生まれて心地よく楽しめる」。「ビール(発泡酒)×さつま揚」は「さつま揚の揚げたことによる油のこってり感をビールの発泡感がサラッと流し、さつま揚の甘味をビールの苦味が引き締めてくれる」。
「白ワイン×笹かま」は「淡白でしっとりしたクセのない笹かまの風味が、白ワインとぶつからずにすーっと流れる」。「ハイボール×カニカマ」は「カニカマは練り製品の中でも香りが強く、カニの風味がしっかりしているためウイスキーの複雑な風味に負けない」。「日本酒×かまぼこ・笹かま」は「日本酒に、淡泊なかまぼこや笹かまの味がしっくりなじむ。お刺身に見立て、わさび醤油をつけたり青じそで巻いてみるのもお勧め」としている。
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