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野菜摂取推進プロジェクト 初フォーラムで魅力発信 山口カゴメ社長「特徴ある47企画」

食品新聞 / 2024年7月24日 11時56分

野菜摂取の機運を高め、日本の野菜不足をゼロにしようと、「野菜をとろうキャンペーン」に賛同した企業・団体など20社からなる「野菜摂取推進プロジェクト」は15日、東京・港区港南のザ・グランドホールで、初の「野菜をとろうフォーラム」(農林水産省後援)を開催。プロジェクトの参画企業のほか、抽選で選ばれた約200人がトークセッション(1部)を楽しみ、講演(2部)を受講した。

主催者である「野菜摂取推進プロジェクト」を代表してカゴメの山口聡社長は、「1日の野菜摂取目標は350gだが、実際には280~290gしか摂れていない。生活習慣病の改善に野菜の栄養素が密接に関係しているというエビデンスも報告されているが、実際、多くの人が野菜不足を自覚していない」と訴え、2020年1月から「野菜をとろうキャンペーン」を立ち上げた背景を説明。

山口聡社長

「野菜不足の解消はカゴメの力だけでは限りがあり、より大きな活動にするため、野菜に関わる様々な企業と野菜摂取推進プロジェクトを立ち上げた」。

今年で5年目となるプロジェクトだが、昨年はメンバーの特色を生かした47の企画が出揃い、約4万人が企画を体験した。

プロジェクト活動の一環として開かれた今回のフォーラムでは、タレントの杉浦太陽さん、辻希美さん夫妻が「杉浦家の野菜のとり方」をテーマにトークセッションで登壇。この中でベジタブル&フルーツアドバイザー兼きのこマイスターの資格を持つ杉浦さんは「家庭菜園を始めて7年目になる。野菜を栽培する農家を訪れると地域の食文化が見えてくる。多くの人に野菜はかわいいし、おいしいし、身体にもいいことを伝えていきたい」と語った。

また、ブログやYouTubeなどで野菜を使った料理や家庭菜園の様子を発信している辻さんは、「種から芽が出て、野菜が育つ過程は子育てのようで楽しい」とし、「子どもが野菜を食べないので悩んだ時期もあったが、一緒に料理をするなど興味を持てば食べてくれる」と子育てエピソードを披露。

パネルで企画内容を紹介

女子栄養大学の武見ゆかり栄養学部教授は、「食事は薬ではなく、楽しく、おいしいことがポイント。冷凍野菜やカット野菜は手抜きと捉えず、野菜を食べるためのポジティブな方法と考えたほうがいい」と推奨。塩分過剰摂取の対処法である“ナトカリ”について、「減塩は重要だが、ナトリウムの体外への排泄を促すカリウムの摂取も必要で、カリウムを含む野菜や果物、乳製品を摂ってほしい」と提唱した。

プロジェクトメンバーは旭化成ホームプロダクツ、ウォルト・ディズニー・ジャパン、ANA X、ABC Cooking Studio、小野薬品工業、オムロン ヘルスケア、全国農業協同組合連合会、全日本空輸、大和総研、タキイ種苗、東急、名古屋鉄道、日本電気、パナソニック、ベネッセコーポレーション、星野リゾート、ヤンマーマルシェ、ル・クルーゼ ジャポン、ロート製薬、カゴメ。メンバー各社は会場でパネルを使って企画内容を紹介した。

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