味の素グループ 「食・料理」でウェルビーイングに貢献 九州支社が秋季商談会
食品新聞 / 2024年7月29日 11時29分
味の素九州支社(岡村由紀子支社長)は7月12日、福岡市のホテルニューオータニ博多で「2024年秋季味の素グループ施策商談会」を開催。九州地区の卸、量販店、加工メーカーなど得意先トップや関係者300人ほどを招待した。
恒例の味の素グループの展示として味の素冷凍食品、味の素AGF、J-オイルミルズ、ヤマキが出展。新製品や新品種の試食・提案を介して同社が持つ幅広い商材や施策を紹介した。九州支社では「食・料理」を通じて当社グループや産官学の連携などのASVの取り組みを深めることで、九州エリアの消費者・社会・環境のウェルビーイングに貢献することを目指す。
今回のプロジェクトではたんぱく質摂取を進める「たんぱくぱく」をはじめ、野菜の魅力や栄養素を引き出した野菜がおいしいレシピや献立を提案する「ラブベジ」、パリオリンピックの開催を目前に控え、日本を代表するトップアスリートも実践する栄養プログラム「勝ち飯」での栄養バランスを考えた食べ方提案などに重きを置いた。
一方、今年度第1四半期(4~6月間の累積)の九州エリアの売上実績は家庭用・業務用計で102%で着地した。家庭用は「味の素」「ハイミー」などのうま味調味料はSNSによるメニュー活用の情報発信やうま味調味料115周年を記念した「アジパンダ 瓶」の特別品などマーケティング活動が奏功し120%。マヨネーズは昨年上半期に鳥インフルエンザや円安などの影響を受けて卵原料の調達に苦戦したが、本年は定期的に販促実施できたことで119%で着地。
スープ類はマヨネーズ同様に昨年、販促自粛をしていた「たまごスープ」の販促回復に伴い116%と拡大。一方で23年6月の価格改定以降は主力の「カップスープ」が87%と前年を下回り全体で98%。「アミノバイタル」は粉品種が一部得意先での販売不振に伴い90%と苦戦。ゼリー品種は気温高が追い風となり110%と伸長したことで全体で102%となった。
また「パルスイート」などの甘味料部商品はコロナ収束に伴う生活者の食行動変化や生活防衛意識の高まりを受けて苦戦が続いていることで91%となった。
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