三井物産流通グループ 関西らしい企画を提案 地ソースや米寿の酒米
食品新聞 / 2024年8月5日 14時18分
三井物産流通グループは7月30日、OMMビル(大阪市中央区)で「第36回関西メニュー提案会」を開催した。242社が出展し、得意先600社(業務用4割、小売業・卸各3割)、約800人が来場。展示小間の内訳は食品51、業務用32、酒類40、低温6、総合・オリジナル77。
「明日(みらい)をつくる みんなのチカラ」をテーマに掲げた今回は、新会社になって初めての提案会。阿部太専務は「全国に営業所を持つ従来の強みを残しつつ、新会社として、今までできなかった新たな機能を生かし提案したい」と話していた。
全国の産品を集めた「にっぽん元気マーケット」は石川、長野など8県のブースを展開。協定を結ぶ広島県からは、溶けないアイスとして注目され、昨年10万本を販売した「シャリもち葛バー」などを紹介した。「地元だけでなく全国の観光地などで好評を得ており、量販店との商談も進んでいる」(三井食品ユニット中四国支社)。
また、随所で関西らしいオリジナル企画を展開。万博を意識した「大阪の地ソース食べてみて」のコーナーでは約40種類の地元産ソースを集め、このうち、いちじくソース、お好み焼きソースなど3種類をたこせんべいにつけ食べ比べを実施した。
酒類では「祝誕生88周年!米寿!山田錦」として、酒米・山田錦を使った清酒10種類を近畿の酒蔵から集め提供した。試飲した来場者は「山田錦らしい、米のコクや旨みが感じられる」と満足そうだった。
このほか、農産物のコーナーでは本格販売を始める近大ICTメロンの試食、スーパーの産直コーナーに向けたシステムの提案などが注目されていた。
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