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お茶の淹れ方に新提案「刻音」 茶葉自体がフィルターに 氷水使った抽出をワークショップで伝授 吉村

食品新聞 / 2024年8月13日 13時24分

日本茶パッケージメーカー大手の吉村はこのほど、東京都品川区戸越にある自社店舗「茶雑菓」で「刻音ワークショップ」を開催した。プロの日本茶バリスタがお茶に関心の高い消費者に茶器「刻音」を使った日本茶の淹れ方を伝授。野菜やアルコールを使ったアレンジティーの作り方など、お茶の幅広い楽しみ方を伝えた。

同社は、独自の取り組みで茶需要の拡大に力を注いでいる。2022年11月にオープンした「茶雑菓」は、茶の魅力を伝える実店舗。「抹茶ミニシェイカー」「リーフティーカップ」といったおいしいお茶を手軽に楽しめる自社製品をはじめ、フィルターインボトルなど現代のライフスタイルに取り入れやすい茶器もセレクトして販売する。全国の茶葉も取り扱い、ギフト用の1包品など飲用シーンを広げる品々が店内狭しと並んでいる。

カウンターでは、お茶はもちろん、お茶を使ったアルコールメニューも提供し、一風変わった茶の楽しみ方も提案する。

「刻音」は、紙のフィルターや茶こしを使わない沈殿抽出式のティードリッパーで、茶葉自体がろ過フィルターの役割を果たす。茶のしずくがポタポタと落ちてくる音も含めてお茶を淹れる過程を楽しめるというすぐれもの。今回のワークショップには5人が参加し、プロバリスタからお茶の淹れ方を教わった。

講師を務めたのは、神奈川県逗子市で日本茶の喫茶店「逗子茶寮 凛堂-rindo-」を営む山本睦希氏。23年に第2回淹茶選手権で「刻音」を使って優勝を勝ち取った実力者だ。

トマトを使ったアレンジティー

ワークショップは氷水を使い、山本氏が月日をかけて編み出した淹茶方法からスタートした。「最低でも茶葉は10g、ぜいたくに使う。1、2煎目の水は120cc。お湯はカフェインやカテキンも溶け出すため温度管理が難しいが、氷水にはアミノ酸が中心に溶け出すため失敗せずにおいしいお茶を作りやすい」。

3煎目は90℃以上の熱湯で香りも抽出し、茶葉をしっかりと使い切った。

続いて、旬のトマトを使ったお茶、シナモンの焦がした香りを付けたお茶と、珍しい食材とのマリアージュを楽しむメニューをレクチャー。参加者からは想像を超えたアレンジに驚きの声が上がった。

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