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ニコニコのり 漆黒カレーでレトルト参入 国産海苔をアップサイクル

食品新聞 / 2024年8月16日 10時15分

ニコニコのりは、9月1日にアップサイクル商品「漆黒の黒海苔カレー」でレトルトカレー市場に参入する。2年続けて大不作に見舞われた国産海苔を無駄にせず使い切るべく、海苔の端材を加工して活用した。

7月30日の発表会で白羽清正社長は「国産海苔に対する企業としての姿勢を示したい」と開発の意図を語った。

同社は「貴重な国産素材を余すところなく使いたい」との考えから、製造工程で出る海苔の端材を使用した製品の開発に取り組んでいた。このたび、ご当地品など多様な商品でにぎわうカレー市場に着目し、端材を再加工した「海苔粉」を使った新商品で参入する。

ベースは牛肉がごろっと入った甘辛のビーフカレーで、たっぷりの海苔粉を使ってインパクトのある「漆黒」の見た目を実現。野菜や果物の甘味とスパイスの辛さに、国産黒海苔の旨味と上質な国産すじ青のりの香りをプラスして、オリジナリティの高い一品に仕上げた。

白羽清正社長

1食分(180g)にタンパク質9.7gと食物繊維5.6gを含み、栄養面でも訴求できる。参考本体価格は800円。白羽社長は「国産海苔を余さず使い切ることで、現状が変わるきっかけとなれば」と期待を込める。

秋季新商品では、岩下食品とコラボした「アカモクスープ 岩下の新生姜入り」(4・8g、同180円)も発売する。国産アカモクのシャキシャキした食感と新生姜のさわやかな辛味が特徴のフリーズドライスープで、食物繊維を多く含むアカモクの「腸活効果」と生姜の「温活効果」を両立。海苔・青のりに続く柱として1997年から続くもずく・アカモクのシリーズを強化した。

そのほか、人気韓国料理の味を再現した「K-Foodふりかけ カンジャンケジャン風25g」「同ロゼチキン風25g」(いずれも参考本体価格220円)に加えて、大容量の「韓国味もみのり150g」(同1千260円)をラインアップし、韓国食へのニーズにも応える。

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