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年末の食卓を若者目線で 動画撮影や“味変”意識 中村角

食品新聞 / 2024年8月28日 16時58分

中村角は21日、広島市で開いた年末向けの展示会で、若手社員が考えた年末年始の食卓を演出した。テーマは「私たちはこんな食卓で楽しみたい!」。昨年、Z世代が考える重詰めを紹介し好評だったことから、今年も若い社員が中心となり企画した。

例えば、クリスマスはSNS映えする写真を撮るのが好きなカップルを想定。カットすると中からお菓子が出てくるケーキ、中央に置いたチーズをディップして食べるピザなどを用意、「食べる時の“味変”や動画の撮影も意識し、楽しめるものとした」(営業企画部)。

節分は20代女子が開くパーティー。恵方巻の代わりに野菜やハム、フルーツを使ったクレープ巻き、韓国のサムギョプサル巻きなどを用意した。節分のいわしはバジル風味のチーズ焼きで、洋風にアレンジ。いわしの売上が伸び悩んでいるというスーパーの担当者から、作り方について質問されたという。

中村一朗社長は「社内に20代の社員が増えており、今までとは違う目線で食卓を提案した。実現するかどうかはともかく、発想が面白いという評価をいただいた。値上げ疲れや生活防衛意識の高まりが続く中、新たな切り口で価値を伝えることが大事」と話している。

このほか、業務用食品のコーナーでは、広島県産の和牛や冷凍の「がんす」を地場メーカーの焼肉だれや柚子胡椒と合わせて紹介。ホテルの朝食では、地場食材を使ったメニューへの要望が強まっている。こうした需要に対し「業務用の大容量品だけでなく、家庭用の常温や日配も扱う総合卸としての強みを生かし、幅広いメニューを提案できる」(業務用食品部)と強調する。

水産品はスキンレスフィレなど加工度を高めた養殖魚、大きめにカットした寿司ネタなどを揃え、現場作業の低減と売場の差別化を提案し注目されていた。

なお、今回の展示会には77社が出展し、得意先150社・400人が来場した。

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