シャウエッセンから「夜味」 業界初の夕夜間シーン訴求 朝食・弁当だけじゃないウインナー利用拡大へ
食品新聞 / 2024年9月2日 13時42分
日本ハムは今年の秋冬新商品で、内食で主食のご飯が伸長していることから、ご飯と合わせた商品を中心に投入する。
ソーセージ・ウインナーでは、主力のシャウエッセンシリーズから「夜味」を出す。ウインナーでは、業界全体で食卓出現構成比の8割が朝食・弁当という現況下、夕食・夜食の「新たな食シーンを増やす」(長田昌之ブランド戦略室・マーケティング室室長)ことで、伸長が鈍化しているウインナー売場の活性化を図る。ウインナーで夜を訴求する流通商品は、畜肉加工業界初の取り組み。
ウインナーの食卓出現構成比は、朝食が約6割で、弁当需要と合わせると8割を占めており、夕食・夜食需要は1割弱にとどまっているのが実情だ。そこで同社は夕・夜の消費を訴求するべく、濃厚スパイスの「夜味」を10月1日から新発売し、ご飯に合う濃いめの味付けで男性ユーザーをメーンターゲットに開拓していく。
「シャウエッセン 夜味」その他のソーセージからは、発売30周年の「アンティエ」シリーズの新商品「アンティエ BLACK」を9月1日~11月30日までの3か月間限定で販売している。味は「秘密のスパイス味」。ソーセージの色は竹炭による黒色の奇抜な仕様で、パーティ需要に好適。20~30歳代をメーンターゲット層に需要の底上げを図る。また、小売店のブラックフライデー企画にも対応する。
調理加工品からは「肉汁滴るハンバーグ」を9月1日から新発売し、ご飯に合わせた提案を行っていく。市場のハンバーグ製品には少ない「素焼き」タイプなので、たれの味付けはないことから、原料肉のおいしさ、肉汁のジューシーさをしっかり味わえる。調理はレンジアップで約2分と簡単。
これらを含めた今秋の新商品は6品、リニューアル・再販品は7品。商品数は例年より絞り、主力ブランドに注力している。
主力ブランドの一つ「中華名菜」は、季節商品「白菜クリーム煮」の再投入、新商品「鶏から揚げの豆鼓炒め」などであらためてご飯需要に提案する。
またSDGsの観点から賞味期限延長、プラ削減など環境負荷低減の取り組みを、各商品で引き続き強化した。
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