「米粉のパン粉」増える 脱アレルゲンや食感訴求 海外、業務用市場にも
食品新聞 / 2024年9月30日 10時55分
パン粉メーカーなどが、米粉を使ったパン粉の代替品を強化している。グルテンフリー、アレルゲンフリーのニーズが強まっていることに加え、食感や低吸油といったパン粉との違い、海外や業務用における市場性が背景にある。
旭トラストフーズ(岡山市)は新たに、「米粉の衣」を発売した。国産の米粉を100%使ったフレークで、パン粉の代替としてフライ料理などへの使用を提案する。金田朋宏社長は開発の経緯について「パン粉の原料は小麦であり、グルテンフリーの商品が必要だと考えていた。小麦アレルギーの方にフライを楽しんでもらうだけでなく、パン粉とは違う『表面カリ、内面モチ』の食感もアピールしたい」と説明する。米粉関連品やグルテンフリーの売場が増える中、「パン粉棚以外の売場を開拓したい」考えもある。
上万糧食製粉所「WA‐PANKO corn mix」同じく国産米のみを使った「WA-PANKO」を展開する上万糧食製粉所(広島市)は、新たにとうもろこしを加えた「WA-PANKO corn mix」を投入した。「より軽い食感になり、黄金色で見栄えも良い。とうもろこしはお菓子に使われることも多く、子どもにも食べやすいと考えられる。新たなニーズを掘り起こしたい」(営業部・保科誠課長)。
もともとは12年前に「米粉フレーク」として、プレーンタイプを発売。その後、グルテンフリー志向の強い海外市場を意識し、19年に現在のブランドにスイッチ。今では24か国に輸出する。乾燥おからを加えた「soymix」も販売しており、それぞれ業務用(9㎏)、外食用(1㎏)、小売用(200g)を揃える。給食などでは当初、小麦粉アレルギーの罹患者を対象にしていたが、最近は全員が同じ食事をするという風潮が強まっており、供給量も増えている。
パン粉に米粉を加え、新たな特徴を打ち出したのが三菱食品。地域特産ブランド『もっとNippon!』から、国産米の米粉と国産小麦粉を使った「米粉が入ったザクザクッと!パン粉」を発売した。
米粉を使った既存のから揚げ粉、天ぷら粉の売上が好調なことを受け、「さらなる米粉活用の拡大を目指し、市場規模の大きいパン粉に着目した」(同社)とする。米粉を加えることで、吸油率の低下と食感の違いといった特徴も訴求する。
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