「双方向取引拡大を」 極洋名古屋支社・大西支社長 取引先招き総会
食品新聞 / 2024年10月11日 12時39分
極洋・名古屋支社の取引先・得意先で組織する名古屋支社極洋会(脇坂剛会長=中部水産社長)の「第27回総会・懇親会」が9月24日、名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。当日は関係者約70人が出席。総会では、今年3月1日付で着任した極洋・大西純一郎支社長が当該エリアの業況を報告。また、井上誠社長をはじめ極洋本社役員による今期方針説明も行われた。
大西支社長によると、前期3月期の名古屋支社実績は、水産事業135億円、鰹鮪事業を含めた業務食品64億円、支社合計199億円。そのうち極洋会員への売上は約60%の119億円となった。今期に関しては、水産事業169億円、鰹鮪事業を含めた業務食品75億円、支社合計244億円を目標数字に掲げている。
「今期より新たな中期経営計画『Gear Up Kyokuyo 2027』(24~26年度)がスタート。名古屋支社においても、この計画の達成に向けて事業を進め、現時点での半期見通しは増収増益と順調に推移している。夏の暑さもやわらぎ、いよいよ最大の販売時期である年末商戦を迎える。弊社は、水産事業では会員さまとの売り・仕入双方向での取引拡大を進めることに加え、よりユーザーを意識した製品販売を進めていく。業務食品では直系工場の製品販売に一層注力していくので、さらなる拡販をお願いしたい。私どもの活動が会員さまの売上・利益拡大の一助となれば幸甚だ」とした。
極洋会・脇坂剛会長極洋会は今年、役員改選の年であったが、脇坂会長、辰村剛副会長(石川中央魚市会長)、青山尚正幹事(昭和社長)が再任となった。
脇坂会長は、極洋の今上期業況について「井上社長の卓越した経営手腕、前中計からの戦略である海外と食品事業の拡大強化の推進、生産・販売拠点の拡充が功を奏しているのではないかと思っている」と分析。名古屋支社に対しても、「さらに結束が強まっている」と評価。
「国内外の展開をより一層進化させていく、強い極洋さまへの期待がますます膨らんでいく。会員企業としても情報の共有化をしっかり行って、WinWinの関係を築いていきたい」と語った。
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