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ニンニクの抗炎症機能を5倍に 27年めどに商品化目指す 備前化成

食品新聞 / 2024年10月15日 13時12分

備前化成は、ニンニクの抗炎症機能成分である「S―アリルシステイン(SAC)」の含有量をさらに高めた食品素材の開発と実用化に向けて、研究をスタートさせた。

これまでの研究で明らかにしている、精神的疲労感(脳内炎症)の軽減効果を足掛かりに、認知機能の改善効果などを解明。一般食品やサプリメントの開発とともに、機能性表示食品の登録につなげる。将来的には、がんや認知症、糖尿病など炎症が引き起こす疾患の抑制を目指す。「ニンニクの可能性で世界中の人の健康に役立てたい」(庄野英樹副社長)。

経済産業省の提案公募型事業「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech)」に採択され、岡山県立大学、岡山大学、日本大学などと連携して、2027年3月までの3年間に共同研究を行う。

同社では現在、一般的な生ニンニクの200倍以上を含有する「SACニンニク」粉末を商品化。精神的・身体的疲労感の軽減効果をもつ機能性表示食品として、健康食品市場や一般加工食品分野へ展開を進めている。この加工技術をベースに、濃縮・精製工程を追加した新たな抽出技術により、「SAC」含有量を現在の5倍、生ニンニクの1000倍以上に高め、高い機能性があり、継続的に摂取できる食品を開発。今回新たにヒト試験も採り入れる。

今月1日には、岡山市に研究関係者が集い、第1回推進委員会が開かれた。

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