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ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパンが「国際カミングアウトデー」に交流 企業の垣根超えて多様性を尊重し合う

食品新聞 / 2024年10月19日 19時12分

 コカ・コーラボトラーズジャパンとファミリーマートは「国際カミングアウトデー」である10月11日、性の多様性について考える協業イベントで交流し、2025年6月に計画しているプロモーションのデザイン案についてアイデアを出し合った。

 今後も企業の垣根を超え多様性を尊重し合う環境を広げていく。

 この日は両社の「アライ」約80人が集まった。
 「アライ」とは同盟や味方などを意味する英語「ally」が語源。自身が性的マイノリティであるかどうかによらず、積極的にLGBTQ+を理解しサポートする人を指す。

 ゲストに招かれた女装パフォーマー兼ライターのブルボンヌ氏は「SOGI(ソジ、性的指向/性自認)という言葉があるように、全員が性にまつわる属性を持っていて、そのバロメーターが1人1人違うだけ。性の多様性を知ることは周囲や自分自身のことを知ることにもつながる」と説明する。

 「アライ」は“性的マイノリティを助ける人”ではなく、当事者意識をもって性について知ろう・学ぼうとしている人たちであるとし、このことを伝える大切さにも触れる。

 イベントを終えたコカ・コーラボトラーズジャパンの東由紀執行役員最高人事責任者兼人事・総務本部長は「社員がポジティブに動いていることを社会に発信することがパワフルなメッセージになる。本日のようなアイデア出しも両社がお互いの強みを持ったうえで話し合うことで広がる」と述べる。

 ファミリーマートの大橋結実子サステナビリティ推進部 CSR・ダイバーシティ推進グループマネジャーは「サステナビリティ領域における連携のなかで、両社で発信することのインパクトの大きさを改めて痛感した」と語る。

デザイン案を考える両社のアライ

 “チャレンジする方のコンビニ”を掲げるファミリーマートでは、カミングアウトしてもしなくてもいい、誰もが気兼ねなく発言できる環境づくりを目指している。

 多様性に関する動画配信や社内の相談窓口設置に加え、2023年4月にはFC契約の加盟要件を変更し「同性パートナー」も申し込み可能とするなど、業界に先駆けて取り組んでいる。

 コカ・コーラボトラーズジャパンも多様な人財が働きやすい環境づくりに注力している。
 経営層向けeラーニングの実施、性別移行治療等に積立有給を利用できる性別移行休暇を設けているほか、「LGBTQ+アライのためのハンドブック」は社外の研修資料としても活用されている。

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