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食料不足の深刻化を懸念

食品新聞 / 2024年10月21日 14時6分

日本は元来自給率が極めて低く海外からの物資に依存する形で食料をまかなっている。長引くデフレの影響で国際競争力が低下。円安を改善できない状況が続いていることから購買力がある国に物資が流れる買い負けの動きなども進んでいる。

▼一方で農業をはじめ、日本を取り巻く食糧事情はここ数年で大きく様変わりしてきている。近年はコメ不足や長引く猛暑の影響による高温障害などで獲れ高不足が顕著に表れている。

▼特にコメ不足は売場での品薄が連日メディアで取り上げられたことで消費者が売場に押しかけ、さらに品薄になる事態を引き起こした。失われた30年といわれる長い低迷期間を経験した日本人にとっても、ここまでの商品の品薄や物価高を経験したのはあまり記憶にないように思う。

▼新規就農者が増えないばかりか廃業や倒産する生産農家も年々増えている。加えて高齢化や後継者問題などで生産人口の減少に歯止めをかけられていない。こういった状況が続く限り、これまで当たり前に手元に届いていた食料の確保すら危うくなる可能性も否定できない。

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