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「米入り缶スープ」で新顧客開拓 小腹ニーズねらう ダイドードリンコ

食品新聞 / 2024年10月23日 10時47分

コーヒー飲料を強みとするダイドードリンコが、新たなユーザー開拓を見据えて開発した米入り缶スープ(雑炊など)が徐々に認知度を高めている。

缶スープは各社から販売されているが、米をまるごと具材としたスープ飲料は飲料業界では同社のみと見られる独自商品で、特許技術を有している商品。「目新しさ」も含めて「小腹満たし」需要を喚起し、朝忙しい人への朝食、午後の小腹満たし、飲み会後の手軽なしめ、部活などのスポーツ後などに、自動販売機で手軽に購入できる商品として訴求していく。

米入り商品は、秋冬期の限定商品として21年から自販機や一部小売店で販売しており、昨年発売した「かに鍋スープ雑炊仕立て」など2品は、観光の外国人からもデザインの日本らしさが受け、当初目標の120%の出荷数量と好調だった。

よって今年は、昨年好評の「かに鍋スープ」に、新商品「鯛茶漬け風スープ」を加えた2品で展開。9月下旬から順次自販機などに導入している。

商品特徴は、米の粒の食感が楽しめ、米入りなので小腹満たしになること。米入りができるのは特許技術で、米を焙煎するなどの独自製法により、加熱しても缶底にくっつかない特徴がある。

「鯛茶漬け」は、鯛の旨みと昆布だしがひきたつスープで、胡麻と柚子がほのかに香る。

「かに鍋」は昆布や野菜の出汁で引き立てたかに鍋の旨みが特徴で、どちらもこれからの寒くなる季節の小腹満たしに好適だ。

各185㎖缶、税別140円。

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