日本ハム「こころわけギフト」新投入 親への思いやり需要ねらう
食品新聞 / 2024年10月25日 14時34分
日本ハムは今冬ギフトから、「食べきりサイズの思いやり」をコンセプトに開発した新ブランド「こころわけギフト」を冷凍の通年ギフトでスタートさせる。
精肉は1回食べ切り分を1パックとし、ローストポークは柔らかく食べやすい豚ヒレ肉を使用するなど、50歳代以下の高齢の親や祖父母への「思いやり」「心遣い」を踏まえた贈答需要に対応する独自性ある商品を発売し、シーズンギフト購入者の約3割を占める40~50歳代を「獲得すべき市場」(長田昌之ブランド戦略室長)として強化していく。
ギフト市場は、中元、歳暮などのシーズンギフトは年々縮小傾向にあるが、記念日需要などの通年ギフトの金額市場は微増傾向にある。ただ、ハム・ソーセージギフトの購入者層は、60~70歳代の売上構成比が6割ほどと最も高く、高齢化が課題。そういった中で、ハム・ソーギフトに比べて若年層の構成比が高い精肉とローストビーフをそれぞれ新ブランドでラインアップし、50歳代以下の「子から親への贈りもの」需要に訴求する。
また、両親へのプレゼントで重視するポイントは「はずれない・定番であること」が調査で表れていることから、日本ハムブランドを前面に押し出し、認知拡大を図る。
商品は2種3品。精肉は九州産銘柄牛の「宮崎牛」と「くまもと あか牛」を食べ比べできるセット。焼肉店などで提供される1人前相当(70g)を1パックとした食べきりサイズで、宮崎、くまもと各2Pで4パック入りが税込8640円。同各3P6パック入りが1万2960円。
もう1品は、人気のローストビーフとローストポークをそれぞれ市場では珍しい小サイズの100gブロックとしてアソートした。一般的なハムギフトのブロックは300g前後などが多いが、同品は食べ切りの100gでパックしてあるので、毎度切りたての美味しさが味わえる。直火焼上げの真空調理で柔らかく仕上げてあるので、高齢の方も食べやすい。ビーフ・ポーク各2Pにソースも付き税込5400円。
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