食品ロス削減と食支援に貢献する「ファミマフードドライブ」4000店舗に拡大 567団体が協力 国内最大級のネットワークを構築
食品新聞 / 2024年10月27日 20時5分
「ファミマフードドライブ」が10月21日、4000店舗に達した。
「ファミマフードドライブ」とは、家庭で余った食品をファミリーマート店内の回収BOXに入れることで、こども食堂やフードバンクの協力パートナーを通じて食支援を必要とする人に届けるもの。「地域の皆さまに、いつでも気軽に社会貢献活動に参加していただけることが特徴」(ファミリーマート)という。
2021年4月から2024年8月までに集まった食品の累計は270トンを突破。協力パートナーは2021年度末約3倍の567団体に拡大して全国47都道府県で展開する国内最大級のネットワークを構築している。
今後は、地域社会の連携を強化して持続可能な社会の実現に貢献していく。
寄贈者・協力パートナー・食品を受け取った人から以下のようなポジティブな反応がファミリーマートに寄せられている。
――自分が不要と思っているものが地域の他の誰かのためになっていると実感できる(寄贈者)
――継続的に食品が集まっており、地域の方たちからも覚えてもらえていっていると感じる(子ども食堂)
――自分ではなかなか購入しないような物も多く、また上がり続ける物価の中で本当に助かっている(食品を受け取った人)
――昨今の物価高騰でお米が買えないことも多く、食品寄付は大変ありがたい(食品を受け取った人)
ファミリーマートによると、食品ロスの排出ごみには、事業系ごみと家庭ごみに大別され、事業系ごみは各企業の取り組みにより計画通り削減にて推移している。
一方、家庭ごみについては、どのように削減していくかが課題となっており、解決策のひとつとして注目されているのがフードドライブという。
なお、「ファミマフードドライブ」で寄贈できるのは缶詰、インスタントやレトルト食品、飲料、調味料など「未開封で破損していない、賞味期限まで2か月以上、常温保存」に限る。賞味期限表示がないもの(生鮮食品、アルコール類、野菜など)は不可。
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