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見て、味わって学ぶ 伝統食材の魅力発見! 日本アクセスが食育授業

食品新聞 / 2024年10月30日 10時2分

日本の伝統食材である乾物を主な題材に、小学校での食育授業を18年から展開している日本アクセス。初めて全国5か所で実施した昨年に続き、今年は規模をさらに拡大。全国5エリア8校での実施を予定している。

10月28日には、東京・品川区立大井第一小学校の6年生児童ら125人を対象に行われた。乾椎茸を中心に業務用食材などを手がける三幸のほか、今回は乾物以外にも幅を広げマルコメが初参加。みそが秘める発酵パワーを伝えた。

1時間目は乾椎茸について学んだ。三幸の井上慎介氏が講師として登壇。原木と菌床による栽培法の違いや生産過程、どんこ、香信といった種類の違いなどの基礎知識を伝授した。また椎茸と昆布それぞれの出汁の飲み比べも実施。天日干しによって生まれるうまみの力に、児童らは目を輝かせた。

苦手な子も多い椎茸。井上氏が「実は自分も大嫌いだったけど、大人になるにつれて好きになった。味覚はだんだん変わっていくもの」と話すと、「へぇ~」と感嘆の声が上がる一幕も。

2時間目の講師を務めたのは、マルコメ営業本部の大西直氏。全国各地で使われるみその地域ごとの違いや、米、麦、豆それぞれの素材による味わいの個性について学んだほか、熟成期間などが異なるさまざまなみそを実際に味わった。

活発に手が挙がった

児童からは「みそ汁、きゅうりなどそれぞれに合うみそは?」「お店で売っている商品の熟成期間はどれくらい?」「自分でも作れる?」など活発に質問が飛んでいた。

授業を終えた大西氏は「子どもたちの反応がとても良かった。あれだけ質問が出たのは、興味を持って聞いていてくれたということだと思う」と手ごたえを語っていた。

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