原材料名が紅茶のみだからこその「ジャワティ」に食のプロがうなる 「らぁ麺・飯田商店」店主は「口の中がすっきり」と太鼓判 大塚食品
食品新聞 / 2024年11月3日 17時44分
原材料名が紅茶のみだからこそ出せる「シンビーノ ジャワティストレート レッド」(ジャワティ)の味覚を研ぎ澄ます価値が10月29日、イベントに参加した食のプロ約50人に共有された。
会場は、千葉県木更津の山間に位置しレストランや宿泊施設などを併設する農園「クルックフィールズ」。
全ての素材に心を配るなどラーメンの概念を変えたとも言われる「らぁ麺・飯田商店」店主・飯田将太氏の気づきから着想を得て開催された。
飯田氏がラーメンのスープの味見を繰り返す際、煮出しているスープの味わいが出汁などで刻一刻と変化する中、前の味見での味覚を引きずらずに判断することが求められ、その時にうってつけなのが「ジャワティ」だという。
「らぁ麺・飯田商店」店主・飯田将太氏過去、大塚食品が「ジャワティ」を協賛する「麦フェス」のイベントで、飯田氏が何気なく「ジャワティ」を口にして味覚リセット作用を体感。「口の中がすっきりしてリセットできた。何度か繰り返してそう確信した。いち早くリセットでき、変な言い方だが便利だなと思った」と飯田氏は太鼓判を押す。
さらに、この味覚リセット作用がポリフェノールによるものであることを知り飯田氏は合点がいく。
「ジャワティ」(500ml)1本には赤ワイン約1杯分のポリフェノールが含まれ、この渋み成分には口の中をすっきりさせる作用がある。
今回、イベントを主催した大塚食品の小林一志製品部部長は「『ジャワティ』はもともと食をコンセプトに開発された飲料。食のプロの方々にそのことをしっかり体感していただき『ジャワティ』の価値を発信していただきたい。今回のイベントはそのきっかけづくり」と語る。
大塚食品の小林一志製品部部長(右)と飯田氏「ジャワティ」は大塚ホールディングス初代会長で「ボンカレー」の生みの親である大塚明彦氏の先見の明で開発された。
1988年4月、当時・大塚食品社長であった大塚明彦氏が米国のある会社の研究所で竣工式に招かれ、そこでの食事会でアイスティーが提供され、これが料理と合っていたのに衝撃を受けたことが開発の契機になったという。
平成元年(1989年)に発売開始され、無糖、無香料・無着色・ジャワ島産茶葉100%使用・透き通る鮮やかな琥珀色――のこだわりを守り続け、今年、発売35年の節目を迎えた。
イベントには、発売開始時の35年前から「ジャワティ」を販売している小売店の社員も参加。
イベントは、食のプロを通じた「ジャワティ」の価値発信を目的に、クルックフィールズや参加者が手掛ける素材を使用した特別なラーメンを飯田氏が考案し会場で調理、それを「ジャワティ」とともに参加者に振る舞う内容で実施された。
使用した素材使用した素材は以下の通り。
〈スープ〉
――水牛 乳ホエイ(千葉県木更津市・クルックフィールズ)
――平飼い鶏 親鳥のもも肉(同)
――あげ浜塩田製法塩(千葉県旭市・サンライズソルト)
――林SPFポーク・ガラ・肉・脂(千葉県木更津市・平野養豚場)
――今の畑のお野菜各種(千葉県四街道市・キレド)
〈麺〉
――石臼挽きイタリア品種小麦(千葉県八街市・今村製粉)
――はるゆたか(北海道・江別製粉)
――桑名もち小麦(三重県・素材舎)
――平飼い鶏卵(クルックフィールズ)
〈トッピング〉
――林SPFポーク(平野養豚場)
――クロモジの枝(クルックフィールズ)
――猪(同)
――朝摘み小糸在来枝豆(同)
――朝摘みハーブ(同)
――今の畑のお野菜各種(キレド)
――ピーナッツスクイーズ(千葉県旭市・Bocchi)
素材との橋渡しは、さいころ食堂(東京都世田谷区)によるところが大きく、イベントではさいころ食堂の大皿彩子代表が司会をつとめた。
一堂に会した食のプロイベント後、飯田氏は「生産者など素材を提供下さった方々が一堂に会し、自分たちの素材でつくられたラーメンを召し上がって下さり、こんなに感動的なことはない。いつも思うことだが、ラーメンというのは生産者さまのお気持ちと食材をお借りして一杯にさせていただいている。普段提供しているラーメンでも(そのラーメンに関わる)生産者を集めるのが夢」と心を震わす。
「ジャワティ」について、参加者の多くから、飯田氏同様に「苦味がない」「口の中がすっきりする」「(食べた料理の)味覚が吸い取られる」「リセット感覚が凄い」といった声が上がる。
これらの声を受け大塚食品の小林部長は「『ジャワティ』の味わいは、“口の中がすっきりする”や“リセットされる”という言葉で表現されるが、それがいかに難しいことなのかも改めて発信していきたい」と意欲をのぞかせる。
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