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オタフクソース 万博迫る大阪で「お好み焼提案会」 インバウンド意識したメニュー提案

食品新聞 / 2024年11月8日 13時31分

オタフクソースは10月29、30の両日、マイドームおおさか(大阪市)で「お好み焼提案会」を開催。お好み焼店300軒、約1400人が来場した。

例年は6月に開くが、今回は万博を見据え大阪会場は10月の開催とした。ベジタリアン向けのケールや訪日外国人に人気のわさびを使ったお好み焼、粉の配合を工夫し冷めても味が劣化しないたこ焼など、インバウンドを意識したメニューを随所で展開。

また、仕込みにより焼き時間を短縮できる塩もみキャベツのお好み焼、盛付けの美しさで付加価値を高めた鉄板蒸し焼きなど、店の課題である人手不足や利益改善に対応した提案も注目を集めた。

地域食材のコーナーでは“野沢菜の親”と言われる天王寺蕪、“九条ねぎの親”という難波ねぎを使った生姜焼きと温玉丼を試食提供。大阪市の担当者は「意外にも大阪には伝統的な野菜が多い。メニューを通し、そのことを多くの人に知ってもらえれば」と話していた。

「“粉もの一番”が目標」佐々木社長

佐々木孝富社長、島原由里子支店長に意気込みを聞いた。

佐々木社長 この提案会は人と人のつながりがあるからこそ多くの人に来てもらえる。対話の中から課題を見つけ解決し、一緒になって食文化を広げる。

世界にお好み焼など粉ものが認識されるようになった時代に、一番の市場である関西を盛り上げたい。

万博期間中、関西を訪れた人たちに「粉ものが一番おいしかった」と言ってもらえるのを目標にしている。

島原支店長 おいしい粉ものを本場の大阪で食べてもらうことが世界に広げるための一番の近道であり、万博は絶好の機会だと言える。特に中心部にある店舗や、海外展開を見据えるチェーン店などの期待は大きい。一緒になって後押ししたい。

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