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「大阪王将」のイートアンド 創業55周年「大感謝祭」 外食・冷食の両輪で成長

食品新聞 / 2024年11月13日 14時40分

「大阪王将」ブランドのイートアンドホールディングスは、創業55周年を記念し「イートアンド大感謝祭2024」を都内の京王プラザホテルで開催し、取引先など多数の来賓が出席した。

仲田浩康社長COOは「1969年、日本で外食チェーンの勃興期に大阪・京橋で創業し、30年前には生協向けの餃子で冷凍食品事業に進出。55年の間に様々な困難があったが、外食と冷凍食品の両輪で今日を迎えることができた」などとあいさつした。

冒頭、仲田社長COOは自社の近況や今後に向けた取り組みを紹介。外食事業は「大阪王将」を中心に約470店舗まで拡大しており直近はファミリー層や女性も利用しやすい新業態も展開しているとした。食品事業は冷凍餃子の市場シェアが業界トップクラスに育っていることを説明。昨年火災を発生した関東第一工場が来年2月に完全稼働を計画し宮崎に建設する新工場(26年12月竣工予定)は西日本の新拠点として生産者と近い特長も持ち合わせていることなどを話した。

次いで基調講演が行われ、東京大学大学院工学系研究科の西成活裕教授が登壇。「企業が長く続くコツ ~渋滞学からのヒント~」と題し、35年に及ぶ研究と100社以上をコンサルティングした経験から導き出した「『空ける』が勝ち」「車間距離40mで渋滞が起こらない」「組織も間が大切」など独自の視点で渋滞と経営の関係性をユニークに解説した。歓談中はパフォーマンス集団「ザ パーティーオーケストラ」が登場して賑やかに演出。55周年の企業テーマ「めっちゃええやん!」のメッセージを盛り込んだオリジナルの歌詞による歌とダンスで盛り上げた。

閉会に際しては文野直樹会長CEOがあいさつ。「これから100周年を見据えた新たな挑戦を始めたい。特に冷凍食品のイノベーションと可能性を追求し、もっとおいしく、社会課題の解決にも貢献できるよう取り組みたい」などと話し、参会者に感謝を伝えた。

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