伊藤忠食品 高校生がプロデュースする食の商品コンテスト 「第11回商業高校フードグランプリ」 文部科学大臣賞に姫路商業「ふわ姫パン」
食品新聞 / 2024年11月13日 18時11分
伊藤忠食品が主催する、全国の高校生がプロデュースした“食”の商品コンテスト「商業高校フードグランプリ」本選が11月3日、東京・池袋サンシャインシティで開かれた。
第11回目を迎えた今大会は、エントリー対象を商業高校および商業科目を有する高校に加え、食品の商品開発を行う農業科・水産科・普通科・総合学科等の高校に拡充。応募総数、全国39校51商品の中から予選を勝ち抜いた6校6商品が本選に進出。
当日は、本選出場商品の試食販売および来場者投票、プレゼンテーション審査を実施した。
大賞の姫路商業高校プレゼンテーション審査では、高校生たちがハツラツとした振る舞いで開発コンセプトや商品に込めた地域への想いをアピール。スペシャルリポーターとしてお笑いトリオ・3時のヒロインからゆめっちさん、かなでさんの二人も出演し、会場を盛り上げた。
審査員9名による審査の結果、文部科学大臣賞(大賞)には、兵庫県立姫路商業高校「ふわ姫パン」を選出(プレゼンテーション優秀賞とダブル受賞)。伊藤忠食品の岡本均社長から表彰状と記念品が贈呈された。各賞は次の通り。
なお、当日の模様を収めたダイジェスト動画を後日、オンデマンドで配信予定。
■文部科学大臣賞(大賞)、プレゼンテーション優秀賞(ダブル受賞)
兵庫県立姫路商業高等学校 「ふわ姫パン」
阪神淡路大震災の被災地である兵庫県立姫路商業高等学校と、東日本大震災の被災地である宮城県農業高等学校が連携して災害備蓄用の缶詰パンを開発。「どこでも・誰でも・手軽に・そのまま・美味しく」食べられる、5つのコンセプトを取り入れた災害食。4つのエシカル消費(地産地消・被災地支援・食品ロス削減・ゴミ削減)に基づき、食材には豊かなコクと味わいが特徴である兵庫県産の卵と、糖度が高くてほどよい酸味が特徴である宮城県産の苺を使用。風味豊かで食べやすい食感に仕上げた。
■特別審査員賞、クロネコヤマト地域貢献賞(ダブル受賞)
仙台市立仙台商業高等学校 「いぎなしすげえ!! たけの米ん」
東日本大震災や令和元年台風19号の被害にあった宮城県の最南端に位置する丸森町の力になる活動がしたいと商品開発。小麦アレルギーの方も食べられるよう、宮城県産の米粉を使用したグルテンフリーの麺に、形が崩れて店頭に出すことができない丸森産のたけのこを練りこんだ商品。たけのこの風味と米粉のつるつる、もちもちとした食感がクセになる逸品。
■来場者賞
千葉商科大学付属高等学校「Ps‘」
廃棄されるパイ生地と、千葉県の名産品であるピーナッツをふんだんに使ったサクサク食感が特徴のお菓子。 「端材は生き返る」をコンセプトに、共同で商品開発を行った菓子工房で日常的に廃棄されているパイ生地の端材を有効活用した。パイの端材にピーナッツのペーストを塗りこんだ、ピーナッツづくしの逸品。
(写真下記事続く)
兵庫県立姫路商業高等学校 「ふわ姫パン」/仙台市立仙台商業高等学校 「いぎなしすげえ!! たけの米ん」/千葉商科大学付属高等学校「Ps‘」
■アサヒ飲料賞、大和ハウス賞(ダブル受賞)
静岡県立浜松商業高等学校「君にれもん(浜松れもんDX)」
社会課題解決と浜松の活性化を目的に、活用されず廃棄されていた規格外の浜松産レモンを無駄なく使用したフィナンシェを開発。レモンの果汁と果皮をピールにして生地にねりこみ、爽やかな香り・しっとりジューシーな食感に仕上げた。それぞれの大切な“君”に想いを届ける逸品。
■大塚食品「ビタミン炭酸マッチ」賞
静岡県立伊豆伊東高等学校「金目鯛の舞~金目鯛せんべいプレミアム~」
伊豆の特産品である金目鯛の廃棄される部分を有効活用したせんべい。普段は食べることの少ない骨を「捨ててしまうもの」から「食べるもの」へという意識改革を行い、廃棄率ゼロを実現。金目鯛の旨味と「煮つけ」の風味で、味わい豊かに仕上げた。
■キリンビバレッジ賞
北海道網走桂陽高等学校「あばしりポテトチップス(やまわさびしょうゆ味)」
網走の魅力がギュッと詰まったお土産が作りたい!という想いから、地元企業の協力のもと商品開発。北海道産のじゃがいも、網走市近郊で栽培された山わさび、日本最北の醸造元である倉繁醸造の丸大豆醤油を使用した、地元らしさを存分に感じられる商品。山わさびの爽やかな辛さと本醸造醬油の香りが口いっぱいに広がる逸品。
静岡県立浜松商業高等学校「君にれもん(浜松れもんDX)」/静岡県立伊豆伊東高等学校「金目鯛の舞~金目鯛せんべいプレミアム~」/北海道網走桂陽高等学校「あばしりポテトチップス(やまわさびしょうゆ味)」
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