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名古屋で食品ロス削減イベント 名城食品・折兼など環境施策PR

食品新聞 / 2024年11月18日 10時48分

愛知県は11月2日、名古屋市昭和区の鶴舞公園で、環境イベント「食品ロス削減の森&ごみゼロ社会推進あいち県民大会」を開催した。会場では県や企業ブースでの取り組み紹介やフードドライブの受付などを実施。メーンステージでの講演会やトークショー、レジ袋削減取組優良店の表彰式などが執り行われた。

「食品ロス削減イベント」の企業ブースでは、チルド麺の製造販売を手掛ける名城食品(知多郡阿久比町)や、食品包装資材卸の折兼(名古屋市)などが出展し、自社の取り組みをPRした。

名城食品では、食品ロス削減に対しては賞味期間の延長や子ども食堂への提供などを実施。

賞味期間については、これまで「ゆで焼きそば」(15日→30日)、「ゆでうどん」(15日→21日)、「生ラーメン」(20日→30日)などで延長を実現してきたが、新たに「そば」(15日→21日)も加わった。

子ども食堂への提供は23年実績で年間6万4944食分を数える。

また、プラスチック包装を使用しないガゼット包装を22年秋冬商品から採用開始。包材などの印刷についても、バイオマスインキや水性インキを採用し環境負荷削減に取り組んでいる。

環境にやさしい食品容器を紹介

折兼では、サトウキビの搾りかすや竹、麦の非可食部など植物原料100%から作られた生分解性食品容器「バガス容器」を主力商品として展開。24年10月時点で、寿司容器や浅型の弁当容器など160種類以上を取り揃えている。

同イベントでは、先頃「グッドデザイン賞」を受賞したバガス素材の釣りエサ容器や、ノートレー包装を可能にした新素材真空袋「ビーフパック」「フィッシュパック」などを陳列。来場者にアピールした。

また折兼ブースでは、富士電機が新製品「ロッカー型自動販売機」を紹介。冷蔵機能を搭載し、販売する実商品が見える、商品サイズに応じて部屋(収納ボックス)の大きさが変えられるというもので、来年3月から本格販売を開始する。

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