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2025年へ 次なる感動探しを

食品新聞 / 2024年12月2日 13時13分

2024年も残すところ1か月、いよいよ12月に突入した。振り返ればパリ五輪日本代表やMLB大谷翔平選手の活躍に一喜一憂したり、国内外の様々な選挙結果に驚かされたり、世間でのビッグニュースには事欠かない一年だったように思う。

▼この季節、取材でお会いする方々と互いに口をついて出るのは「今年も早かった」。もはや年末恒例の枕詞だが、ある酒類メーカー社長は「今年は季節の変わり目が乏しく余計に早く感じられたのでは」。

▼これに対し大手食品メーカーのトップは「日々の感動が少なくなっているため」と指摘。年齢や経験を重ねると世間一般の常識にとらわれ無感動になっていくとし「人生を楽しむには常にまっさらな気持ちであるべきか」。

▼8歳のわが子は小学校で支給されたタブレットを自在に操る。自身の記憶と比べれば隔世の感がある。デジタル技術の進化はわれわれに新たな驚きをもたらしてくれるのか。はたまたアナログ世界ならではの芸術や文化の価値も重要性を増す時代。25年まであと1か月、次なる感動探しの期間にしてはいかがだろうか。

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