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ヤマサ醤油 鮮度ボトル伸長 今12月期、つゆも復調

食品新聞 / 2024年12月4日 9時19分

ヤマサ醤油の2024年12月期売上高は1~10月の累計で前年を上回る順調な動きを見せている。醤油の鮮度ボトル、つゆに加え、春と秋に発売した新商品も寄与。「(10月累計で)予算には届いていないが、(通期で)何とかクリアできるように頑張っていきたい」(釜谷明取締役営業本部長)考えだ。

家庭用の醤油は落ち着いた展開になっているものの、鮮度ボトルの「鮮度生活600㎖」と「鮮度生活300㎖」は好調に推移している。300㎖は、高齢夫婦世帯に好評。手頃な価格と手頃なサイズで支持されている。また、スヌーピーの数量限定デザインボトルや日本料理の名店に招待するキャンペーンも好評。業務用の醤油は外食市場の活性化に伴い順調な動きを見せ、特に詰め替え不要の鮮度ボトルの伸びが目立っている。

家庭用の食品は濃縮つゆの主力「昆布つゆ」が復調し、「ぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」の伸びが続いている。2月に発売したストレートタイプのラーメン風そうめんつゆ「麺屋一杯」シリーズが好評だったほか、8月に発売した調理用の万能たれ「万能クッキングたれYummy!ガーリック&ペッパー」は配荷、売上ともに順調に推移。さらに2月に発売した業務用のクラフトコーラベース「三角クラフトコーラ」も好評だ。

今年3月に東京支社の新社屋での営業を開始。営業本部のほか、医薬・化成品事業部や国際部を含む営業部門をワンフロアにまとめ、プレゼンテーションエリアも充実させた。従来以上に社内でのコミュニケーションをとれるようになったほか、「提案の幅が広がり、お客様の満足度も上がってきている」(釜谷営業本部長)。25年度に向けては「『麺屋一杯』『Yummy!』『クラフトコーラ』に力を入れていく。新商品も出しながら頑張っていきたい」(同)考えだ。

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