フローズンアワード2024 「ギョーザ」5年連続グランプリ 冷食の潜在需要掘り起こしを
食品新聞 / 2024年12月16日 10時25分
日本アクセス主催の「フローズンアワード2024 表彰式」が12月12日都内で開催された。冷凍食品部門は5年連続で味の素冷凍食品の「ギョーザ」、アイスクリーム部門は森永製菓の「チョコモナカジャンボ」がグランプリに輝いた。
服部真也社長は今年を振り返って「インバウンド需要や値上げで売上好調な小売や企業も多かったが、この状況がいつまでも続くわけではない。当社は右から左へ商品を流すだけではなく商品がもつ価値や作り手の思い、潜在的な需要の掘り起こしに努める。どうすれば消費者ももう1品手を伸ばしてもらえるかを考え、市場拡大とマーケット創出に尽力する」とあいさつ。
フローズンアワードは、Webと店頭の両面で興味喚起と需要促進を図り立寄率と購買率アップを図る目的で開催し、今年で12回目を迎えた。今回43社(冷凍食品28社、アイス14社、特別協賛1社)から計200品冷凍食品122品、アイス78品)がエントリーし、消費者Web投票を経て冷凍食品10部門とアイス7部門のそれぞれ1位~3位までが選出された。
総選挙コースの投票数は過去最高となる378万6738票(前年比20%増)、レシート応募コースは5万4219件(同27%増)で、今年はドラマ配信にも初挑戦するなど盛り上げた。
味の素冷凍食品「ギョーザ」㊤と森永製菓「チョコモナカジャンボ」グランプリに輝いた味の素冷凍食品「ギョーザ」の担当者は「昨年1件のSNSに上がった『綺麗に焼けない』という声を機に全国から届いた3520本のフライパンを1つずつ検証し、剥離性を上げて綺麗に焼ける餃子に改良した。味の素史上最高に綺麗に焼けることをキャッチフレーズに活動してきたことが皆さんに認められて嬉しい」とコメント。森永製菓担当者は「『チョコモナカジャンボ』と『バニラモナカジャンボ』で日本1売っていると言いながら受賞から遠のいていた。社員一同発起しグランプリをとれて嬉しい」と喜んだ。
日本アクセスの淵之上明生執行役員商品統括・マーケティング管掌は「『ギョーザ』は厳しい戦いのなか商品に磨きをかけ、そこに追随するメーカーがあることも嬉しく思う。『チョコモナカジャンボ』はモナカのパリパリ感を追求したい思いが今に繋がっている。毎年鮮度管理をしつつ商品を磨いてきた同社の強みだ」などコメントした。
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