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伊藤園 空港内で新業態の物販&喫茶店 セントレアから抹茶を世界に

食品新聞 / 2024年12月23日 15時27分

伊藤園は12月19日、愛知県常滑市の中部国際空港セントレアで物販・喫茶の併設店「伊藤園Japanese Tea Leaves&Tearoom」を出店した。

喫茶スペースでは日本茶や抹茶のスイーツを販売するほか、地元の茶器やお茶製品などを並べる。店舗内には、畳を敷いた体験スペースもあり、西尾産の抹茶を使用した抹茶を点てる体験ができる「お点前体験」も用意し、世界からの旅行者を出迎える。

同社では24年8月にお茶や抹茶の物販と飲食店を展開する伊藤園フードサービスを分社化し、消費者への直接販売にも力を入れてきた。健康志向など海外で抹茶が人気を得ていることを受けて、国際線のある空港で新業態を検討。抹茶の産地である西尾市や茶器で使用する陶芸が盛んな常滑市など抹茶と親和性の高いセントレアからテナントの話があったことで出店を決めた。

店舗は空港3階の出発ロビーの好立地に出店。喫茶スペースでは、抹茶を使った飲料やスイーツなどを揃える。名古屋市を中心に、素材の持つ自然な甘みを使ったサツマイモスイーツなどを展開する東甘堂とコラボした「抹茶・ほうじ茶さつまいもパフェ」、オープン記念に期間限定のひよこ型スイーツ「ぴよりんプレート」を限定販売した。

物販では、「おーいお茶 プレミアムティーバッグ宇治抹茶入り緑茶」など人気商品に加え、地元の常滑焼の急須、東甘堂の「おいもチップス」なども揃えた。

店舗運営に当たる伊藤園フードサービスの唐沢進治社長は「日本食が無形文化遺産になり、抹茶も海外で評価が上がっている。茶器の産地常滑や抹茶の産地の西尾があるセントレアは念願の出店で、地元の文化や商品を販売し、いろんなお客様を幸せにして、笑顔をいただける店舗にしていきたい」と話した。

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