UCC上島珈琲、コーヒーの新たな健康価値を発信 トリゴネリンにBMIが高めの人の安静時のエネルギー消費をサポートする効果
食品新聞 / 2024年12月31日 13時3分
UCC上島珈琲がコーヒー由来の成分「トリゴネリン」の研究を進めた結果、BMIが高めの人の安静時のエネルギー消費をサポートする効果があることが判明した。
同社はコーヒー由来トリゴネリンと安静時のエネルギー消費の関係を調査すべく、91人を対象にヒト試験を実施。その結果、BMIが23以上の被験者は、トリゴネリン接種8週後の安静時のエネルギー消費量が、プラセボ摂取群と比較して優位に高くなることがわかった。
11月14日、同社が主催したセミナーで有木真吾R&D本部研究開発部係長は「脂肪細胞には、体に中性脂肪を溜め込む白色脂肪細胞と、取り込んだ脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞がある。トリゴネリンを摂取すると、白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞に変化するよう促し、ベージュ脂肪細胞は取り込んだ脂肪を燃焼するようになる。これにより、安静時のエネルギー消費が向上したと考えられる」と説明する。
左からUCC上島珈琲の有木真吾氏、植田恵美氏同社は引き続き、コーヒー由来トリゴネリンにまつわる研究開発を進める。
「コーヒー由来の成分のなかで、カフェイン、コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸類に続く第3の健康成分がトリゴネリン」と位置付けている。
植田恵美R&D本部研究開発部担当課長は「トリゴネリンは熱に弱く、焙煎するにしたがって減少してしまう。豆の種類によっても含まれている量が異なり、基礎データを集めるのに苦労した。今後はトリゴネリンリッチなコーヒーの中でも、様々なフレーバーやよりおいしい味わい、よりトリゴネリンを抽出できる挽き方などの研究開発を続けていきたい」と述べる。
池谷医院の池谷敏郎氏セミナーには池谷医院の池谷敏郎院長も登壇し、安静時のエネルギー消費の重要性を訴えた。
池谷院長は「代謝には、じっとしている状態での基礎代謝、食事により誘発される食事代謝、体を動かしたときの身体活動代謝の3種類がある。1日のエネルギー消費量のうち、約70%は基礎代謝と食事代謝という安静時の代謝が占めている。そのため、安静時のエネルギー消費が重要」と呼びかける。
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