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アイスが洋生菓子風に進化 日常で楽しむ新カテゴリ誕生 B-Rサーティワン アイスクリーム

食品新聞 / 2025年1月10日 10時53分

B-Rサーティワンアイスクリームから、新カテゴリ「31 PÂTISSERIE」(サーティワン パティスリー)が誕生した。人気のアイスフレーバーに、コーヒースポンジとナッツ、チーズケーキとクランチなどを組み合わせた洋生菓子風のアイスクリームケーキで、華やかな断面が特長。税込み2500円と既存の同社アイスクリームケーキよりも価格を抑え、ちょっとしたご褒美や手土産など日常で親しまれる商品を目指す。

昨年12月26日の発表会でマーケティング部の橋本貴史氏は「構想から約2年をかけて、新しいケーキの形を作った。アイスクリームケーキを食べたことがない方にも体験していただきたい」と期待を寄せる。

最大の狙いは喫食頻度の拡大にある。

橋本貴史氏

同社の既存アイスクリームケーキは全体がアイスで構成された全14種のラインアップで、24年売上高は前年比約8%増で推移するなど7年連続で成長を遂げている。「主に誕生日や記念日など年数回の特別な日の需要を獲得してきた結果だ」(橋本氏)とする一方で、特別な日以外の日常的な喫食が課題と捉える。

今回ショートケーキやロールケーキ、タルトなどの洋生菓子ケーキ市場もターゲットに捉え直した。同社のアンケート調査では、直近1年内に洋生菓子ケーキを購入した20~50代女性は2431万人で、このうち年間購入回数は平均8回だった。「8回のうち1回でもアイスケーキに変えてもらうことで、アイスケーキ市場を拡大できると考えた」。

「31 ザ・チーズケーキ made from ストロベリーチーズケーキ」は、人気フレーバーに、ベイクドチーズケーキと食感が異なる2種のクランチ、ホイップクリームを組み合わせた。「31 カフェモカケーキ made from ジャモカアーモンドファッジ」は、2種類の豆をドリップしたコーヒー香るアイスに、甘味と苦みのバランスが取れたコーヒーケーキ、ナッツやチョコホイップを合わせた。

いずれも夏頃までの販売を予定し、全国の店舗と「31Clubアプリ」で購入可能だ。

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