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「日東紅茶」台湾コンビニ市場に進出 「ロイヤルミルクティー」のチルド飲料で

食品新聞 / 2025年1月13日 11時6分

「日東紅茶」ブランドの「ロイヤルミルクティー」チルド飲料(375㎖紙パック)シリーズが台湾のコンビニ市場で販売されている。

同シリーズは、日本では販売しておらず台湾オリジナルの商品となる。「ロイヤルミルクティー」と「ロイヤルミルクティーピーチ」の2品を取り揃え、「ロイヤルミルクティー」は2024年4月、「ロイヤルミルクティーピーチ」は10月に主要コンビニへ導入開始された。

昨年12月13日、取材に応じた三井農林の佐伯光則社長は「従来は並んでいなかったチルド飲料の棚に商品が並んだことにより、日東紅茶ブランドの認知向上・浸透にも寄与している。日本で培った商品力や販売・提案力を生かして、台湾での取り組みを今後さらに広げていきたい」と語る。

三井農林は2023年11月、親会社である三井物産を引受先とした第三者割当増資により150億円の資本増強を実施した。

同増資は、これまで三井農林が嗜好飲料事業会社として蓄積してきた知見・技術の強みを生かし、国内既存事業強化と新規商品領域への参入、また中国をはじめとするアジア市場への事業展開を意識して実行した。

「将来的には海外の売上比率を大きく伸ばしたい」という。

中国では、昨年3月にパウダー「ロイヤルミルクティー」の製造販売を開始した。「まずは市場への参入を果たしたが、今後商品ラインアップも拡充し、販売を拡大していく」という。

その他、東南アジアを中心とする他の市場に関しても、輸出を進めていく方針を固める。

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