日本紅茶協会 若年層の啓発活動など推進 日本の紅茶・喫茶文化を世界へ
食品新聞 / 2025年1月16日 7時44分
日本紅茶協会は15日、東京・港区海岸のインターコンチネンタルホテル東京ベイで、関係者約100名を招いて新年会を開催し、交流を深めた。会員、賛助会員、関係官庁のほか、特別会員として紅茶生産国からインド大使館やスリランカ大使館、トルコ大使館の代表も出席した。
開催に先立ち片岡謙治会長は、「インターナショナル・ティー・コミティー(ITC)の統計では、2024年の世界の主要国の生産量はケニヤは増加、インドは堅調、スリランカは前年並みで推移し、世界全体では微減か前年並みの見通しだ。国内市場はリーフは前年比100%、ティーバッグ101%、インスタント98%で推移し、紅茶全体では100・5%だった。トピックスとしては夏場が暑かったため水出し紅茶やアイスティーの需要が好調。健康志向やリラックス効果を求めるフレーバーティーやハーブティー、カフェインレス紅茶も伸長した」と内外の状況を説明。協会活動とし「紅茶の日」イベント・セミナーや、ティーインストラクター・ティーアドバイザー協力によるこども食堂でのミルクティーの提供、大学学園祭における紅茶サークルへのサポートなどの取り組みを紹介。「今後も若年層を含めた活動を積極的に推進して行く」など挨拶した。
来賓を代表して農水省農産局果樹・茶グループの羽石洋平グループ長は、輸出やインバウンドで需要が伸びている抹茶について触れ、「2024年の緑茶の年間輸出額は、目標を1年前倒しして300億円を突破し、英国など欧州への抹茶の輸出が牽引した」とし、優しい香りやほんのりした甘さが特徴の「和紅茶」の魅力発信にも力をいると語った。
柴田裕副会長は乾杯の発声で、大阪・関西万博等を通して「日本の紅茶文化、喫茶文化を世界に発信すると共に、何らかの形で業界活動が日本・世界の平和及び友愛の一助になることを願う」とし、中締めで佐伯光則副会長は、「昨年は紅茶の生産量や輸入量が回復し、アイスティーの拡大など明るい話題が多かった。こうした気分を社に持ち帰り、是非とも需要喚起につなげてほしい」と挨拶した。
この記事に関連するニュース
-
中国「鉄余り」世界かく乱 不動産悪化で輸出最高水準
共同通信 / 2025年1月10日 17時51分
-
スナック市場、土産物需要やオフィス需要が回復 新たなニーズや価値の創造が活発化
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2025年1月4日 1時5分
-
環境再生型農業の実践をサポートする「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」をレインフォレスト・アライアンスと共同で運用開始
PR TIMES / 2024年12月26日 13時15分
-
焦点:日鉄、買収不成功なら戦略に狂い 米国で次の機会模索か
ロイター / 2024年12月24日 16時14分
-
トルコ紅茶 本格的上陸へ 外交100周年、共通の茶文化土壌
食品新聞 / 2024年12月24日 11時12分
ランキング
-
1「大株主として激怒」中居正広さんトラブル報道で“物言う株主”がフジテレビ側に第三者委員会の調査求める
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月15日 18時2分
-
2NY外為市場=ドル下落、CPI受けインフレ懸念緩和
ロイター / 2025年1月16日 7時25分
-
3悲しいほど売れなかった「刻みのりハサミ」、“名前を変えただけ”で100万本超の大ヒット商品に
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月16日 8時10分
-
4中居正広騒動「物言う株主」の要求は超絶真っ当だ 「ない」ことを証明するのは論理上は不可能だが…
東洋経済オンライン / 2025年1月16日 8時20分
-
5キャベツの価格3.3倍 天候不順で野菜高騰
共同通信 / 2025年1月15日 19時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください