丸美屋食品 25期連続増収達成 節約傾向が追い風に
食品新聞 / 2025年1月20日 13時20分
丸美屋食品工業の2024年12月期総売上高は前年比5.3%増の674億6800万円で着地した。利益面においても増収や価格改定の効果で増益。25期連続の増収、3期ぶりの増益となった。25年12月期は総売上高で同1%増の683億円を目指す。15日に阿部豊太郎社長が明らかにした。
前期総売上高の内訳は市販用売上高547億2500万円、前年比4.4%増、業務用・その他売上高127億4300万円、同9.1%増。
商品群別に見ると、ふりかけ群259億円、6%増、中華群143億円、5%増、釜めしの素群58億円、1%増。基幹3群の合計は5%増。そのほか、キャラクター群は1%減、米飯群は4%減だが、茶漬け群が6%増と前年を上回った。
ふりかけ群の内訳は「のりたま」群4%増、「すきやき」6%増、「味道楽」10%増。「たらこ」「本かつお」を加えた基幹5品の合計は5%増。「混ぜ込みわかめ」群は前年並み、「ソフトふりかけ」群は6%増だった。
中華群の内訳は「麻婆豆腐の素」4%増、「麻婆茄子の素」1%増、「贅を味わう」26%増、「かけうま!」9%減、「春雨」群1%減。レギュラーシリーズに「贅を味わう」シリーズなどを加えた麻婆豆腐の素群全体は7%増だった。
釜めしの素群の内訳は「とり釜めしの素」1%増、「五目釜めしの素」2%増、その他前年並み。また、米飯群のうちセット米飯は8%減、「スープdeごはん」は1%減だが、雑炊が13%増と前年を上回った。
阿部社長は増収の要因について「23年に続き消費者の節約傾向が強まっている。その結果、経済性の高い商品に需要が移っている」と指摘。「分母は小さいが、小容量商品、個食商品、即食商品、調理用でもより簡便な商品が相対的に伸びた」とした。
また、25年12月期の目標について「コスパ需要、タイパ需要で増えるとしても競合商品はたくさんある。市場環境はそれほど楽ではない。堅めの目標を設定した」と語った。
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