アイス商戦 気候変動でギャンブル化?
食品新聞 / 2022年7月27日 10時15分
地球温暖化と言われていた変化はアイスにとって追い風的な要素もあったが、気候変動と呼ばれるようになった今は市場を翻弄するばかり。07年から17年までの10年間、市場は4千億円弱から5千億円の40%増、しかしこの4年間は1%強の伸びにとどまっている。
▼最近は春から夏にかけ世界のどこかで大雨による大規模な河川の氾濫や土砂災害、猛暑や熱波による森林火災が頻発し、高温が原因で命を落とす人も増える一方。日本でも梅雨の明けない7月や、冷涼なお盆を過ごした記憶は新しい。
▼19年7月は93年以来の記録的な冷夏となり、20年7月は梅雨前線が長期間停滞し丸々1か月を梅雨空の下で暮らし、21年7月はやっと本来の天気が戻ったが、8月はオホーツク海高気圧の勢力下に入り冷涼な空気感となった。
▼今月のアイスは15日まで20%増と好調だが、昨年の梅雨明けが16日なのでこれから数字は下がるばかり。それでも、最需期に向け持てるだけの在庫を持ちながらフル生産が続いている。8月が猛暑予報のためだ。気候変動はアイスのギャンブル化を促している。
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