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三菱食品「ダイヤモンドフェア2022」 フードライフパートナーを提唱 デジタル活用でソリューション

食品新聞 / 2022年7月29日 11時8分

三菱食品は19~21日の3日間、東京ビッグサイト西展示棟で「ダイヤモンドフェア2022」を開催した。今回からビッグサイトに会場を変更。昨年末に開催した「ダイヤモンドフェア2021」の進化版として、「食で創造する持続可能な社会」をテーマに、変化する生活者のインサイトや市場トレンドをとらえた「次の一手」を提案した。

冒頭の「戦略ブロック」で同社の生活者調査研究から見えてきた多様な生活者像と、そのアプローチ手法を提示。新設した「機能ブロック」で小売業の課題解決につながる同社の多彩な機能を披露し、「商品ブロック」では加食・菓子・低温・酒類・健康の各カテゴリーで具体的な売場提案や販促事例を紹介した。

戦略ブロックでは、人口減少による国内市場の長期的縮小が避けられない中で、「食品流通は生活者に寄り添うフードライフパートナーとして新たな価値を創出していくことが重要」と提唱。5つの生活者象をペルソナとして抽出し、データ×デジタル技術を組み合わせ、来店前・店内での商品決定・来店後の体験までの買い物ジャーニーで、それぞれのニーズにアプローチ手法や販促提案を披露した。

具体的な取り組み事例では、リアル行動データを有するunerryとの協働による個々のニーズにマッチしたメニュー提案や広告配信、クックパッドTVやイチオシTVの店頭サイネージを活用した販促提案、健康アプリと連動した商品提案の取り組みを紹介。実際の売場づくりやロイヤリティアップにつながる提案が小売業の関係者の注目を集めていた。

また、持続可能な食品流通の構築に向けて、メーカー・小売業とのパートナーシップを進化させ、物流課題の解決やマスターデータの標準化、環境負荷低減に取り組んでいく姿勢を示した。

冷凍デリカの提案例(ダイヤモンドフェア2022)

そのほか、機能ブロックでは、成長領域である中食市場の拡大に向けたデリカマーケティングやDX推進によるサプライチェーンの見える化の取り組みなどを紹介した。フローズンデリカでは、急速冷凍機で出来たてのおいしさを維持した「熱々冷凍」のデモンストレーションを実施。店内調理したピッツアやベーカリーを急速冷凍し、冷凍デリカとして販売する新たな取り組みを披露した。

商品ブロックでは加食・低温・菓子・健康・酒類の各カテゴリーで、生活者起点の提案や販促事例を紹介。加工食品ではSNS連動のデジタル販促「全力ごはん」企画のほか、米飯関連商材、簡便・本格派のコラボメニューなどを提案。低温コーナーでは、ロングセラー商品を軸とした売場提案や外食ブランドの商品提案、冷凍スイーツや健康軸の売場づくりを紹介。菓子ではオリジナル菓子や輸入菓子、酒類ではノンアル・微アル、国産酒類・輸入酒の提案も目立った。

三菱食品「ダイヤモンドフェア2022」 フードライフパートナーを提唱 デジタル活用でソリューションは食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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