好調の無塩せきソーセージ「アンティエ」拡充 超粗挽きとスモークで男性層開拓へ 日本ハム
食品新聞 / 2022年8月15日 10時49分
日本ハムは4日、秋冬のハム・ソーセージ新商品発表会を行った。21年度に108%に伸長した「アンティエ」のラインアップを強化するほか、市町村魅力度ランキングで直近7年で4回1位となった「函館」を冠したブランド「函館カール・レイモン」初の単味スライス品を3品投入して手軽さを訴求。また、アレルギーケア商品「みんなの食卓」はリニューアルし、「家族みんなで食べても家計の負担にならない価格帯」とし、普段使いを訴求する。
「アンティエ」は本場欧州の焼きソーセージをイメージした無塩せきソーセージ。香り高いハーブ&スパイスが特徴のため、これまでのユーザー層は50~70代女性が多かったが、さらに男性層を加えるため、男性に人気の「スモーク」と「あらびき」を加えた「アンティエ ディナーヴルスト超あらびきスモーク」を新発売し、そのほか、やわらかいふわふわ食感にこだわった「ヴァイスブルスト」も投入する。
一般的にあらびき肉とは5mm以上で挽くが、同商品の超あらびきは10mm以上で粗く挽いた食べ応えある食感が特徴だ。
また、「ヴァイスブルスト」は本場ドイツでは朝食のスープなどで習慣があり、同社は今後の秋冬商戦に向け、鍋やスープとの連動も図っていく。
「函館カール・レイモン」(アンティエ/日本ハム)「函館カール・レイモン」は、1925年にドイツ出身のカール・レイモン氏が函館で開業したハム・ソーセージの製造販売業を前身としており、高級ハムの位置付けで人気がある。特徴は低温からのじっくり加熱によるしっとり食感。これを初の単味スライス品として「ロースハム」「ベーコン」「ももハム」の3品を投入し、客層のすそ野を広げていく。
「みんなの食卓」は、これまではJAS上級規格だったが、これを手ごろな価格で家族みんなの普段使いを訴求するため、通常のハムと同じ規格にし、かつアレルギー対応の付加価値はそのままとした。さらにハムやベーコンで定番の3連タイプも発売し、普段の家族全員での食卓を提供していく。
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