即席麺 上期総需要3.9%増 値上げ影響を押しのけ袋・カップとも伸長
食品新聞 / 2022年8月15日 11時41分
日本即席食品工業協会調べによると、上期(1~6月)の即席麺総需要は29億4千378万食、3.9%増だった。この数字はJAS品と非JAS品を合計したもの。コロナ禍初年度の20年同期比は5.0%減にとどまるが、19年同期比は7.4%増となる。
うち、袋麺は9億8千818万食、5.4%増。20年同期比こそ4.6%減とマイナスだが、19年同期比は16.7%増をマーク。内食化傾向を背景に依然として高水準をキープしている。カップ麺は19億5千559万食、3.1%増。同じく20年同期比は5.2%減ながら、19年同期比は3.3%増と上回った。
総需要の内訳は、ウエートの大きいJAS受検数量(構成比75%)が22億2千291万食、1.1%増と堅調で、非JAS品(同22%)が6億4千272万食、16.6%増で上乗せ、ドライ合計で28億6千563万食、4.2%増となった。構成比の小さい生タイプ(同3%)は7千814万食、6.6%減。
6月単月は4億4千432万食、3.8%減。価格改定(6月1日実施)の影響が見られるものの、今春から3月8.2%増、4月5.3%増、5月16.3%増とプラス基調にあり、貯金が十二分に残った格好だ。うち、袋麺が1億2千26万食、20.4%減と下げ幅が大きく、カップ麺が3億2千406万食、4.2%増でカバーした。7月以降は価格改定に加え、猛暑もマイナス要因になっていると見られ、引き続き実需の動向が注目される。
即席麺 上期総需要3.9%増 値上げ影響を押しのけ袋・カップとも伸長は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。この記事に関連するニュース
-
ヒガシマル醤油「成長の芽を幹に」 「牡蠣だし」「うどんスープ」が柱
食品新聞 / 2024年6月24日 9時32分
-
食用油市場、価格改定と内食機会の高止まりで23年度も市場規模は過去最高を更新
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年6月24日 1時0分
-
即席麺 数量回復に挑む24年 若年層ターゲットにコラボ・キャンペーンなど積極化
食品新聞 / 2024年6月10日 13時45分
-
日本即席食品工業協会 60周年記念式典・祝賀会開く 持続可能な社会実現に貢献へ
食品新聞 / 2024年6月5日 11時6分
-
日本アクセス マーケ起点にビジネス拡大へデジタル活用と市場創造 「潜在需要を呼び起こす」服部社長
食品新聞 / 2024年6月3日 14時54分
ランキング
-
1ウイスキーが「おじさんのお酒」から激変したワケ 市場復活に導いたサントリーのハイボール秘話
東洋経済オンライン / 2024年6月30日 8時20分
-
2意外な面倒さも? 財布いらずの「スマート支払い」、店側はどう思っているのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月30日 8時10分
-
3関東「気動車王国」の離れ小島路線が面白い! 不思議な“右ハンドル”車両 3駅の路線に“スゴイ密度”であるものとは?
乗りものニュース / 2024年6月29日 15時12分
-
4「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
5上海の伊勢丹が営業終了、中国で日系百貨店の閉店相次ぐ…高島屋は売上高が減少傾向
読売新聞 / 2024年6月30日 20時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)