節分は2月だけじゃなかった!? 夏も活況の恵方巻商戦 四季に商機拡大へ
食品新聞 / 2022年8月15日 13時3分
節分と言えば、豆まきをする2月が真っ先に思い浮かぶが、実際は季節の始まり(立春、立夏など)の前日を指し、1年に4回ある。立春の前日に当たる2月の節分では豆まきとともに巻寿司、いわゆる恵方巻を食べる習慣が浸透した。これをほかの季節にも展開し、商機を増やそうという動きが広がっている。
イオンリテール・近畿カンパニーは立秋の前日に当たる今月6日、近畿地区の「イオン」「イオンスタイル」でこの時季としては初めて恵方巻を販売した。水産売場(66店)と惣菜売場(81店)で合わせて13種類・23品目を並べた。
水産売場担当者は「夏休みということもあり子どもが好きな生サーモンや、夏らしいウナギ・穴子を使ったものを用意した」と説明。2月の節分のように丸かぶりの習慣がないため、食べやすいカットやハーフを充実させ「メーン料理のプラス1品として」(同社)買い足し需要を狙った。
今年は初めて、5月の節分時にも恵方巻を販売。ゴールデンウイークと重なったこともあり、ローストビーフやエビフライなど今回と同様、子ども向けのメニューを中心に展開し好評を得た。また、今回は7月中旬から予約販売を受け付け、想定を上回る受注があったという。
イオン大阪ドームシティ店の青木武志店長は「夏の節分という、今までにない新しい視点から売場を盛り上げていきたい」と話す。同社では、11月の節分にも同様の企画を行う予定だ。
業務用食品メーカーのあじかんは、小学校での食育活動やコミュニティサイトの運営を通し、巻寿司の啓蒙活動に力を入れる。すでに11年前の2011年に、年4回の節分を「巻寿司の日」として記念日登録している。
同社では「最近は特に8月の節分企画がスーパーで取り上げられる機会が増え、イベント的な動きも広がっている」と今後の拡大に期待を寄せる。
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