ひかり味噌 付加価値品の充実へ“グッドバリュー”で提供
食品新聞 / 2022年8月17日 12時31分
みそ業界3位のひかり味噌(長野県下諏訪町)は付加価値型のみそを中心に品ぞろえの充実と量的スケールアップを図る。今年2月の新設備稼働に当たって、同社の使命を「圧倒的にみそそのもの」(林善博社長)と再認識。付加価値品を含め製造するすべての商品をこだわりの「グッドバリュー」で消費者へ届ける。
近年、コロナ禍での内食需要の高まりにより家庭内消費が増加。また、海外市場でも和食や発酵食品のニーズが高まっている。これを受けて同社の生産量は毎年1千~2千tずつ増えており、今期末は4%増の4万3千500tとなる見通しだ。
主力品である無添加みそ、有機みそ、国産素材みその生産量が引き続き堅調に推移し、さらにコロナ禍においても海外輸出が好調に推移している。現在、日本のみそ輸出の30%以上を同社が担っており、みその海外輸出をけん引している。
今後のさらなる増産傾向に備えて生産体制を整えるべく、今年2月に飯島グリーン工場(長野県飯島町)隣接の新設備を稼働開始した。年間約2万tの生産能力を備え、最新の機械を使用し、原料の仕込みから洗浄、蒸米、製麹まで一環して行う。主力のみそをはじめ、多品種を少量生産で対応する。
また、先月22日から新熟成庫「未来蔵 MIRAIZO」を稼働した。1千500本ものみそ発酵タンクを自動搬送システムで管理し、3千tのみそ貯蔵を可能にする最新の設備だ。世界に向けて高品質なみそを提供していく。
CRAFTMISO生糀(ひかり味噌)同社は1936年に創業。前9月期の売上高は169億円。今期売上高は5%増の178億円で着地する見通しだ。みそ業界の生産量・出荷量が年々減少する中で、着実に生産量を増やしている。
近年は即席みそ汁やスープ類など加工品の伸び率が高いこともあり、直近の販売比率はみそが36%、加工品が64%となっている。最近はみそ注力へ回帰しており、特に無添加みそ「無添加 円熟こうじみそ」、無添加オーガニックみそ「こだわってます」など付加価値型みその販売拡大に注力している。
今秋も付加価値型みそが新たに加わる。9月発売の「CRAFT MISO 生糀」は、通常のみそ作りにひと手間加えることで、これまでにないフルーティーな香りとジューシーな食感を実現した。みその新たな食スタイルを提案し、柱商品として育成する。
ひかり味噌 付加価値品の充実へ“グッドバリュー”で提供は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。この記事に関連するニュース
-
「NEO SPORTS CITY FES 2025 in 石川 ~繋げ未来へのトス~」1月25日・26日に、とり野菜みそ BLUECATS ARENAで開催!
PR TIMES / 2025年1月9日 11時15分
-
Webマガジン「発酵美食」の記事を集めた『発酵美食マガジン』出版決定!2025年1月30日(木)から全国の書店にて
PR TIMES / 2025年1月8日 13時45分
-
マルコメの惣菜店「発酵DELICATESSEN」の人気No.1※メニューを家庭で再現 ※出所:発酵DELICATESSEN
PR TIMES / 2025年1月8日 13時15分
-
「中国産食品を闇雲に避ける人」が知らない事実 中国産=危険という発想が染み付いてないか
東洋経済オンライン / 2024年12月27日 14時0分
-
発酵と熟成がテーマの日本料理レストラン GINZA 豉 KUKI 1月コースのご案内
PR TIMES / 2024年12月26日 17時45分
ランキング
-
1太陽光パネル大量廃棄2030年問題に挑む 強力接着剤を分離、再利用可能にする装置開発
産経ニュース / 2025年1月10日 11時0分
-
2「GINZA SIX」が新規13店舗をオープン、どう変わる?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月10日 7時10分
-
3AI売上高「30%」に引き上げへ、「取り組まなければパナソニックが化石になる」…楠見雄規社長に危機感
読売新聞 / 2025年1月10日 13時42分
-
4子どもに「デパコスほしい」と言われた親の"正答" 「小学生には早い」と怒る人に知ってほしいこと
東洋経済オンライン / 2025年1月10日 9時0分
-
52025年、世界を揺るがすトランプ関税。日本の投資家が備えるべきリスクシナリオとは…第一生命経済研究所・永濱利廣氏に聞く
Finasee / 2025年1月10日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください