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気になる今年のおせち商戦

食品新聞 / 2022年8月29日 12時59分

暑さが納まる「処暑の候」だが、おせち商戦が本格化している。近年は前半に予約が集中する傾向にあり、大阪の近鉄百貨店では例年より1週間前倒しの9月9日から受注を開始する。EC通販サイトなどでは8月から始まっている。

▼長引くコロナ禍で旅行や帰省の予定の見通しが立たず、年末年始を自宅で過ごすことがスタンダードになった。おせち料理の流通額は、この2年間で1.6倍に拡大。少人数世帯や単身向けの少量、取り分け不要の個食が人気だが、そこに新たなトレンドも出てきた。

▼冷凍おせちは、冷凍技術の向上と広域物流網の発達によって増えつつある。遠くに住む家族と一緒に過ごせない分、せめておせちを送ろうという需要にマッチした。首都圏では一般化しているが、地方都市はここにきてようやく浸透してきた。またスイーツおせちなどのバラエティ商品や、正月の食卓を彩る高級肉や魚介類などで相乗効果を狙う販売も目立ってきた。

▼盛り上がる商戦だが、中心価格は依然変わらないという。各商材の値上げは反映されているのだろうか。おせち料理を前に晴れやかな気分になるのは、消費者と小売だけであってほしくない。

気になる今年のおせち商戦は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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