フードバンクの危機
食品新聞 / 2022年9月2日 12時12分
フードバンク=安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動(一般社団法人全国フードバンク推進協議会)。
▼フードバンクが危機的状況にある。コロナ禍が続くなか、生活困窮世帯が増えたことで需要が増加し、寄贈された食品が底を尽きかけている、テレビのニュースでフードバンクうつのみや(栃木県宇都宮市)の関係者が支援を訴えていた。
▼日本の貧困率は約16%、ひとり親世帯では約半数が貧困状態にあると報告されている。貧困率はこれまで相対的貧困(その国の生活水準や文化水準を下回る状態)で語られてきたが、いま懸念されるのは生活を維持していくこと自体が難しい状態を示す絶対的貧困層が増加しているのではないかということ。
▼SDGsの目標の第一は「貧困をなくそう」。食品産業界はこれまでもフードバンクなどに支援の手を差し伸べてきたが、現状は深刻化している。より手厚い支援が必要だ。
フードバンクの危機は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。この記事に関連するニュース
-
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが実施する「子どもの食 応援ボックス」昨年冬に引き続き、5度目の協賛
PR TIMES / 2024年6月27日 16時45分
-
1日1食の子どもも・・・ 学校給食のない長期休みに、困窮家庭で一層深刻化する食生活の実態とは? 【フードバンクを利用するひとり親家庭への調査】
PR TIMES / 2024年6月26日 17時45分
-
[社説]物価高、子育て直撃 支援策の拡充が必要だ
沖縄タイムス+プラス / 2024年6月8日 4時0分
-
子どもがサッカーをするために「借入」を経験した世帯は38%に上昇。 認定NPO法人love.futbol Japanが日本の「貧困」と「サッカーの機会格差問題」に関する調査報告書を公開。
PR TIMES / 2024年6月6日 14時45分
-
ネッスー、環境省の”食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業”に採択が決定
PR TIMES / 2024年6月4日 14時45分
ランキング
-
1ソニー宮城拠点、250人削減=ブルーレイ、生産縮小
時事通信 / 2024年6月29日 15時49分
-
2「クレカタッチ」は交通系ICカードを駆逐するのか 熊本で「全国相互利用」離脱、一方で逆の動きも
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 7時30分
-
3「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
4作文は「理系だと苦手」「文系が得意」という大誤解 算数が得意な子は大概「作文もうまい」納得理由
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時0分
-
5池袋西武とヨドバシ「売り場折半」の波紋と懐事情 北側にヨドバシ出店、西武の集客力に影響は?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)