高価格帯商品への期待
食品新聞 / 2022年10月19日 13時5分
10月に入り、季節は「寒露」を過ぎ、今週末には朝霜が見られる頃とされる「霜降」を迎える。その意味の通りに朝晩の冷え込みが厳しくなっている。
▼社会・経済では消費の冷え込みが厳しくなったか。10月から各業種の商品、サービスが値上げ、再値上げを迎えた。ある情報サービスによると、食品の10月からの値上げは6千500品目を超えるとある。冷え込みを懸念し価格訴求を強化する小売もあるが、一方で高価格帯商品への期待も高まっている。
▼先の見えない円安や原材料高騰が続く中、かつての大量生産大量消費のビジネスモデルは崩れている。これまで多くのメーカーは、工場の稼働率も考慮してディスカウント系小売に販売数量を頼ってきた面もあるが、ある中堅メーカー社長は「今後、ディスカウントやドラッグで伸ばしていく考えはない」と言いきった。安価品の大量生産ではなく、自社の強みが発揮できるこだわり商品に経営資源を集中させていく。
▼安直な安売り以外の手法・強みをいくつ持っているかが、今後の勝負の分かれ目となるかもしれない。
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