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飲んだあとのペットボトルはゴミじゃない

食品新聞 / 2022年10月28日 12時11分

飲料自販機の横のリサイクルボックスに入れていいのは空容器のみだがゴミ箱と勘違いしている人が多い。ゴミとして入れられる異物が使用済みペットボトルを再びペットボトルとして利用する「ボトルtoボトル」の妨げになっている。

▼異物はリサイクルの妨げに留まらず働き手にも被害を与える。リサイクルボックスから回収された空容器は中間処理業者に引き渡される前に営業所に置かれる。このときに弁当の残飯や飲み残しがあると異臭を放つ。特に夏場の繁忙期はひどく、引き取りもドライバー不足で週に1、2回というケースもあるという。

▼空容器と異物を選別する中間処理業者も被害にあう。尖った異物がベルトコンベヤーを傷つけたり乾電池が爆発したりするといったケースが度々起きているとか。

▼朗報は、飲料業界や個社が正しい分別の啓発に本腰を入れ始めた点。空容器を下から投入して異物混入を防ぐ新機能リサイクルボックスが業界統一仕様となったほか、稲垣吾郎さん・草彅剛さん・香取慎吾さんの3人がTVCMやSNSで「飲んだあとのペットボトルはゴミじゃない」を発信している。

飲んだあとのペットボトルはゴミじゃないは食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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