スチール缶 リサイクル率93%以上維持 9%軽量化も達成
食品新聞 / 2022年11月2日 12時2分
スチール缶リサイクル協会(理事長:廣瀬孝/日本製鉄代表取締役副社長)は、このほど21年度のスチール缶リサイクル率およびリデュース率を公表した。
それによると、21年度のスチール缶リサイクル率は93.1%。11年連続で90%以上の高水準を維持しており、2025年度を目標とする第4次自主行動計画2025のリサイクル数値目標「93%以上維持」を達成した。なお、93%以上の達成は16年度から6年連続となった。
21年度のスチール缶リデュース率(軽量化)は、基準年度の04年度比で1缶当たり9.10%(3.23g/缶)の軽量化を実現。前年から0.5%の軽量化を実現し、第4次自主行動計画で掲げた目標「1缶あたり重量9%の軽量化」を初年度で達成した。
廣瀬理事長は「新型コロナウイルス感染拡大により心理的・身体的に大きな負担がかかる中で、スチール缶のリサイクルをはじめとする資源循環を支えていただいている関係者に心より御礼申し上げる」としたうえで、スチール缶は消費者・自治体・事業者の分別・再資源化の取り組みが定着・整備され、国内で発生する使用済みスチール缶は製鉄原料として再資源化されていることなどを説明した。
また、環境美化活動の推進やSNSを活用した広報・普及活動を通じて、スチール缶をはじめとする資源循環推進の取り組みを一層推進し、消費者・自治体・事業者と連携して持続可能な循環型社会構築に貢献していく姿勢を強調した。
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