アピ 今期売上2ケタ増目指す 環境変化に対応、挑戦の年に
食品新聞 / 2022年11月2日 11時46分
健康補助食品・医薬品のOEMメーカー・アピ(岐阜市、野々垣孝彦社長)は10月25日、岐阜グランドホテルで「アピグループ 第51期経営方針発表会」を開催した。今期(23年8月期)は「変化に挑戦 確かな一歩で 未来をつかむ」をスローガンに、環境変化への対応をより迅速に進めながら、主要事業の深耕や医薬品など新規事業への挑戦で二ケタ増収を目指す。
業績については売上高424億800万円(前期比12.1%増)、売上総利益70億6千万円(9.8%増)、経常利益13億9千100万円(11.0%減)を計画。
また、中長期ビジョンに掲げる「グループ売上500億円台・経常利益率10%」の実現に向けて、
①新たな経営戦略への貪欲な挑戦
②攻めるための経営基盤の強化
③全社を挙げて利益創出を図る
④組織の活性化を図るための人材育成の推進
――の4つを重点目標に取り組む構え。
「コスト増など今期は前期以上に厳しい環境下に置かれ、先が読めないことが予想される。だからこそ成果を出すためには前期以上にいろいろな変化を前向きに受け止め、着実に一歩ずつ事業を進めていくことが大きな課題となる。環境が変化するのであれば既成概念にとらわれず、やり方や働き方を考えながら変えていくことが必要。大きな努力で、小さな成果をつなげていく」(野々垣社長)とし、従業員一人一人の自覚を促した。
発表会では、昨年コロナ禍の影響で中止となった設立50周年式典で予定していたプログラムも用意。野々垣孝会長からは会社設立50年の歩み、事業拡大の転換点や挑戦の歴史が語られ、古田肇岐阜県知事ら来賓から祝辞を受けた。
また新役員の紹介、永年勤続や前年業績に寄与した社員への表彰式も執り行われた。
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