小学生が即席麺のアイデア競う! 農林水産大臣賞に「徳島まるごと塩ラーメン」
食品新聞 / 2022年12月2日 10時47分
日本即席食品工業協会(安藤宏基理事長)が主催する「インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会」が11月27日、服部栄養専門学校(東京都渋谷区)で開かれた。会場には応募総数9千754作品の中から書類選考で地域代表に選ばれた12人が集結、即席麺を使ったアイデアメニューを競った。
今年で21回目。「食育」の一環として、子どもたち(対象:小学4~6年生)が身近なインスタントラーメンを素材に、材料・調理法・栄養バランス・盛り付けなどを考え、家族や友人らと話し合う機会の提供を目的としている。後援は農林水産省、文部科学省、日本栄養士会。
審査のポイントは、「おいしさ」「栄養バランス」「盛り付け」「手軽さ」「独創性」の5つ。参加者は日ごろの練習の成果を発揮し、個性あふれるオリジナルラーメンを手際良く次々に完成させた。
練習の成果を発揮(インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会)審査は、協会の篠原幸治食育推進委員長(審査員長)、農林水産省の清水友和食品製造課課長補佐、日本栄養士会の下浦佳之専務理事、服部栄養専門学校の中村哲西洋料理教授、山形大学の大森桂教授の5人で実施した。その結果、農林水産大臣賞には阿波尾どりやすだちなどの地元食材を使用し一体感ある爽やかな美味しさに仕上げた「徳島まるごと塩ラーメン」(一本木愛莉さん/北島町立北島南小学校6年)、文部科学大臣賞には即席麺を生春巻き風に調理して食べ方の可能性を広げた「カラフルラーメン生はるまき」(森本太蔵さん/池田市立石橋小学校5年)らが選ばれ、賞状や副賞(図書カード、インスタントラーメン)が贈られた。
篠原審査員長が全体を講評し、「12人全員がインスタントラーメンを使って美味しい料理を作ってくれた。今日までにきっと両親や祖父母など大切な方を想って創意工夫を重ねてきたのではないだろうか。これからも誰かが喜んでくれることを想像してチャレンジすることを続けていってほしい」などと語った。
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