持続可能な物流へ「送料無料」廃止を
食品新聞 / 2022年12月7日 12時5分
1年間お世話になった方々に対して感謝の気持ちを込めてギフトでも贈ろうと品定めしていて、ついつい目にとまるのが「送料無料」。物価や運送費が高騰し懐が寒い身としては魅力的な惹句であるが、これに対して「本当に無料で運んでもらっていると思わないでほしい」と訴えるのはトラックドライバー。
▼11月8日放送のNHKクローズアップ現代は、送料無料の陰で過酷な労働を強いられるトラックドライバーの実態を詳らかにした。荷主の立場が強く、ドライバーが契約にはない荷積み・荷降ろしを行い、早朝に到着したものの無許可で敷地に入れず待機を余儀なくされる様子などが報じられた。
▼食品・流通業界は今後、トラックドライバー時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」と呼ばれる物流課題に本格的に向き合うことになる。
▼持続可能な物流に向けて、ルールの緩和やDX導入などが取り沙汰されているが、その際に欠かせないのはドライバーの立場になって考える想像力。消費者も「価値に見合った対価」を自覚すべきで、その第一歩は送料無料の考えを捨て去ることにある。
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